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2004年06月23日
6月22日 日本列島は快晴 生きていると様々な思いもよらないことにぶち当たる。私のようにおとなしく主婦や母親に専念していない人は、同じ位の年齢の女性より遥かに多くの普通でない、どうでもよいことに遭遇する。
出張が多いのは今に始まったことではない。出張の楽しみは研修会の盛況と充実はもちろんのことだが、私の場合滞在先でのそれなりのホテルライフもこれに入る。飛行機や新幹線、在来線を乗り継ぎホテルの名前を頼りに日本全国、住所さえあればどこにでもたどり着く。滞在するホテルの近くまで来ると何となくその雰囲気は映像となってイメージされて行く。着いたらシャワーをあびてテレビをつけて、少し窓からの景色でも眺め、お腹がすいたら何を食べよう・・などと、空想の中ですでに私は楽しみ始めている。今回もそんなプロローグになるはずだった・・。目の前に現れたのは想像とは程遠い出で立ちのビジネスホテル(と書いてあった)。どこかの会社の寮を改装した風。「あの~ MCプロデュースの加藤ですけど・・・」間違いであって欲しいと願ったが「はい~。お待ちしておりましたあ」とおばさんの弾んだ声・・・。知らない町で宿泊をする時には電話帳やインターネットが頼り。売り文句につられての予約しかない。玄関には靴が脱ぎ散らかっていてフロントのような所ではおばさん6人位が声高におしゃべりをしている。部屋といえば、時計、目覚まし、冷蔵庫、コップ、歯ブラシが無い。あるものはテレビとベットとユニットバス、3段のカラーボックスだけ・・・。おまけにクーラーはついたり消えたりで、窓を開けるとゴーッという得体の知れない音。さすがの私もその環境に慣れるまで、その事実を受け入れるまでしばらく時間がかかった。気を取り直し食堂へ行く。唖然・・・。男の人ばかりがランニングや短パン、ステテコ、非常にくつろいだ格好で一杯やりながら食事をしている。そういえば部屋に案内してくれた女性が「お風呂は必ず鍵を閉めて入ってくださいね」と言っていた。どうやらここは長期滞在で工場などに通う出張族中心のビジネスホテルだったらしい。接遇研修会ではいつも男性社員よりよっぽど男っぽい私が、久しぶりに女であることを意識した瞬間だった。一瞬ジロッと見られたが私はすぐに順応するタイプ。ご飯と味噌汁を自分で盛り付けて「いただきま~す!」壊れそうなクーラーをなだめながらの最初で最後であって欲しい夜が始まった。つづく
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投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2004年06月23日 00:30
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