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2004年08月02日
私が接遇研修会の中で葬儀社さんをサポートしている内容は、接遇のお辞儀や言葉づかいなどの「接遇スキル(技術)」と、それを確実に実行して行くための「接遇マインド(気持ち)」の両輪がある。長年、実際に現場で接遇スタッフとしてお手伝いをしながら「気持ちの持ち方」では色々な経験をしてきた。そして仕事をしていくときに「気持ちの部分」が、ものすごく大切なことを感じている。
「出来ない」ことが続くと自信もなくなりやる気も失せる。「怒られること」が多いとやめてしまおうかとさえ思い悩む。愚痴を言いたくても言える相手すらいなければそれはとても「孤独」だ。その多くの出来事の中で、誰かに褒められたり、感謝されたり、少しずつでも何かが出来るようになったときの達成感が、私にとってのやる気や勇気につながり、今の私を作り上げたといってもいいだろう。
接遇研修会では、葬儀スタッフ全員の研修はもちろんだが、なるべくその中で接遇スタッフの中心として動くリーダーを育てている。研修会では葬儀スタッフ向けとそのリーダー向けの、同時進行2段階研修会になるわけだ。何よりもスタッフが迷わずに進んで行くためのリーダーとしての舵取りは大変なものがあるが、リーダーもその試練を乗り越えながら人間としても成長して行くことをサポートすることに私はとてもやりがいを感じている。
リーダーは、 *自分のことをさて置いても、スタッフやお客様のために心をつくす。 *葬儀スタッフが仕事のしやすい環境を作る。 *孤独である。 *泣きたくなることもある。 そして、リーダーだって支えてもらいたいと思っている。「だって人間だもの・・・」。 誰だって「よく頑張っていますね」と認めてもらいたい。 誰だって「その調子!」「出来る、大丈夫!」「やってみれば!」と背中を押してもらいたい。だから、私はそんなリーダーたちの気持ちを思いっきり持ち上げてその気にさせて、やる気や勇気のプラス言葉をかけ続ける。それが何よりの起爆剤である。
今回の埼玉の研修会で、又ひとりの新たなリーダーと出会った。 お父様から続く葬儀社を競合他社から一歩でも突き放そうと社長や社員と一緒に一生懸命に取り組んでいる。話を聞いただけでその熱い思いは私にもビシビシと通じる。「大丈夫、接遇プログラムの整備とスタッフの指導を共にやって行きましょう」と約束して、今、スタッフ向けに「通夜の接遇練習課題」を準備している。 その葬儀社さんがお客様に求められる会社になるために、私も心をつくし身体を張ってサポートして行くつもりだ。 熱い戦いが又ひとつ始まった。
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投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2004年08月02日 01:05
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