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2004年09月27日

マスター講座テキスト完成(井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

今週の金曜・土曜に初開催かされる「マスター講座」のテキストが遂に完成した。本テキストを200ページで構成し、更に別冊として1.実例進行台本55ページ、2.仏式・神式アナウンス文例40ページ、3.和歌集(徒然拾撰集)20ページ、その他宗教儀礼を学ぶサンプルとして、本願寺派の葬場勤行のお経本とそれに対応したお経や偈文(げもん)をレコーディングしたCDもテキストとして用意した(自社編集版)。
この一週間、膨大な資料の整理に追われる日々だった。

「マスター講座テキスト」は、200ページに縮小さぜるを得ない。ただこれだけでも一泊二日で終わるのだろうかと思える位の分量だ。受講生のレベルの高さに期待したい。別冊の「実例進行台本」は、弊社の実例を基に仏式から無宗教まで、また個人葬から社葬まで、中にはビデオやスライドを使った実例まで網羅した。「仏式・神式アナウンス文例」はハンドブック形式で、常時現場に携帯できることを前提にした。弔電の続柄・敬称の難読例も入れてある。「和歌集」は、私が10年位前から書きとめた和歌300首以上を「徒然拾撰集」と題して小冊子に纏めた。併せると300ページを超え、15万字位になる計算だ。

20代の半ばから葬祭業界に入り、間もなく20年が経つ。その間1年間だけフジTVの連ドラで主役を張らせていただいて実労してないので、実質19年だ。
まだまだである。しかし、現時点での集大成に近いテキストであろう。見栄を張ってもしょうがないし、講師として自分の持てる力を100パーセント発揮するのみだ。高い受講料(ユニコムさんごめんなさい)を払って参加される方々に満足していただけるよう精一杯頑張る所存である。

というわけで、読書の秋が減速している。この間「刺青」「面」「魔術はささやく」「山畠」の4冊のみであった。後は「ハズレ」で途中で投げ出した本が2冊。
ただ、和歌を眺めていたらもう一度読み返したくなった本があった。「地獄は一定すみかぞかし」確か暁鴉敏(あけがらすはや)先生の一生を描いた本と、題名を忘れてしまったけれども中村久子さんの生涯を綴った本である。中村久子女史は、ヘレンケラーが『私より不幸な、そして偉大な人』と賛辞を送った、両手両足切断の中から人生を開花させた偉人だ。マスター講座が終わったら書棚から本を探そう。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2004年09月27日 00:45

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