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2004年09月02日
9月2日(木) この世に存在する「司会の形」は様々である。 私自身、10代では子供ショーの歌のお姉さん、20代ではイベントや結婚式、30代後半からは葬儀司会・・と、年齢と共にその内容も変わってきた。 その変遷の中で、司会の内容によって、その喋り方も大きく変わったことを体験している。
子供ショーは、親子連れの楽しい雰囲気の中で、開演前から会場はすでに親子の期待あふれる熱気に包まれ、司会のお姉さん登場の頃にはそのボルテージは最高に達している。そこに登場する私は、さらにその上を行くくらいの勢いでファンファーレと共に登場したものだ。その第一声は「みなさ~~~ん!こんに~ちわああああ~!」声のトーンは頭蓋骨のテッペンからつつぬけるような高い音。そして笑顔。身振り手振りは素早く大きく。 そして、待っていましたとばかりに子供たちからの「こんにちはああああ~」のお返事。
結婚式は、子供ショーのノリとは少し違うが、これも幸せな二人の新たなる旅立ち。親、親戚、友人、会社同僚、仲間たちの二人への祝福のエネルギーが充満した会場で、今か今かと二人の登場を待ちわびる中、司会者の私はキャプテンのキューをきっかけに、「大変長らくお待たせいたしました。只今より新郎、新婦の入場でございます。盛大なる拍手でお迎えくださいませ!」厳かに、品良く、声のトーンは押さえ気味に、尚かつ出来るだけ大きな拍手が鳴り響くように、言葉の最後を少し早口にし、盛り上げて切る。ことを心がけたものだ。
そして、葬儀。 悲しみの中、静かな時間が流れる式場。 すべての動作はゆっくりとして、尚かつ重い。 その中で、悲しみの参列者にとっては、始まって欲しくない葬儀が、始まる。 葬儀で司会をする人が誰であれ、故人の尊厳を第一に考えた葬儀という儀式に添う「声」を磨く必要がある。 葬儀司会者として、決められた言葉を喋ること以前に、呼吸、発音、声の高低、言葉の深さ・・・を自分で操ることができなければいけない。 それを極めるには、日々の確かな、そして地道なトレーニングが必要である。
その方法は、9月13日(月)14日(火)の綜合ユニコム 「葬祭セレモニー司会術」 ベーシック講座、キャリアアップ講座で。
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投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2004年09月02日 00:57
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