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2004年11月20日

司会セミナー無事終了(井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

15日東京、16日群馬と2日間の司会研修会を終えた。
腹筋が疲れるくらい喋り倒したのに、何故か今回は喉が痛くない。
んー、腕が痛いと、喉が痛くないという事か?
どう解釈すればよいのだ。
(数日前のエッセイにて~原因不明で右肘が腫れ上がり2日間点滴治療)

15日のベーシックは、宮城・山形・富山・茨城・栃木・長野・埼玉・千葉・東京・神奈川・滋賀・熊本・佐賀の13都道府県から約30名の参加があり、地方色豊かな研修会となった。
遠い地域から参加される受講生の大変さは、私も地方行脚が多いのでよく分かる。
日々の業務の合間を縫っての参加に頭が下がる思いだ。
また雇用形態がパートでありながら、休みを取って自費で参加される女性スタッフもいて、その向上心に何とか報いたいと思ったが、満足していただけたであろうか。
そして今回は俳優さんの参加もあった。
今後はブライダルの司会者に限らず、異業種の方がどんどん葬儀司会に参入されるであろう。
そういえば、かつて声優さんが受講されたこともあった。
葬儀業界はどちらかといえば閉鎖的だから、違う業種の様々な刺激を受けることによって、いい意味でこなれてクオリティも上がってくるだろう。
今度は、局アナと女優の参加を期待したい。
(思いっきり鼻の下が伸びるだろう)
終了後は新幹線で、次の開催地群馬の高崎へと向かった。

翌16日は、司会者派遣業の会社でのセミナーである。
上品な O 社長と参加スタッフ16名の計17名全てが、うら若き女性司会者・・・ごめんなさい、やはり嘘は書けません・・・ばかりではなく、20代から50代までの素敵なメンバー構成であった。
テキストもフルカラー仕様だったりと女性ならではの配慮もありがたい。
皆さんとても真面目に受講され、そして私のつまらないギャグに付き合ってくれた。
(この地域は純粋なのか、私の親父ギャグがまだ使えるらしい)
家庭と両立で働くお母さん司会者が多く、様々な困難~例えば意地悪な担当者だとか、子供の病気だとか~にも負けずに末永く続けてもらいたい。
継続は力なり !
大変お疲れ様でございました。
母は強しで、これからも益々ご活躍されたし !
終了後に見上げた群馬の空は、強い風と雲ひとつない蒼い闇に、書割の様な上弦の月がポッカリ浮かぶ。
その蒼さが私にとっては何とも不気味に感じられた。
風の香りや闇の色から、風土の違いを肌が感じたのかも知れない。

両日とも[FUNET]システムのご案内とフューネット追悼文のサンプルをお渡しした。
皆さんそれなりに興味を持たれたみたいだが、やはり葬祭業界は I T に弱い。
決して脅すわけではないが、数年先を見越して早めに取り組まないと立ち遅れてしまわないだろうか。
先見の明などとオーバーな事ではなく、誰もが予想しうる結果だ。
携帯電話が世に出てから、広く席捲するまでに要した時間はわずかである。
次の世代の喪主たちは、間違いなく I T を使いこなす。

最後に今風の一句(徒然拾撰集より)

「亡き人の 声が聞きたい 携帯電話」

一昔前には考えられなかったでしょうね。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2004年11月20日 23:19

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