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2004年11月09日

家族サービスという功徳? (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

碓氷峠の旧道は紅葉の盛り。
柿色や朱色に染められた色とりどりの木々の葉が、フロントグラスの視界一杯に拡がり、右に左にとカーブを切る度に車内から嬌声があがる。
鮮やかな晩秋の色彩のグラデーションが、心を和ませてくれた。

横川で「峠の釜飯」に舌鼓を打った後の、軽井沢までのドライブ・・・。
珍しく、家族サービスという功徳を積んだ !
(如来様見てくれていますか?ちゃんとカウントしてくださいよ・・・冗談)

今月の中旬からは、15日東京、16日群馬、21日22日は岩手とセミナーが詰まっていてとても時間が取れない。
あわてて家族旅行を計画したが、小春日和の好天に恵まれた。

軽井沢の街中はまだ紅葉が残っているが、山の方へ向かうと、枯れ木も山の賑わいか、アスファルト一杯に落ち葉が積もっていた。
こうして、徐々に紅葉は里へと降りてくる。

浅間山を望めば、白煙が。
間近で見て、ただ驚嘆するのみ。
改めて、山は生きているのだと実感する。
それは胎動しているからではなく、雰囲気がそうなのだ。
「遠山の目付け」で眺めた山の空気には、生き物の気配が感じられる気がする。

いい気分転換になった。
明日からまた頑張ろう !

昨年から弊社のセミナーテキストは、全てスライド投影でやらせていただいている。
今私が持ち歩いているラップトップ型のパソコンはわずか900グラム、これは工場長の推薦だけあってとても便利だ。
世の I T 化のスピードは凄まじい。
そして11月15日のベーシックテキストのスライドをまた新しくした。
受講される方は楽しみにしていて欲しい。

ただ現在27名の申し込みがあり、締め切り定員まで3名を残すのみである。
もっと大勢をとも思うが、セミナーのクオリティを落としたくはないのでご容赦願いたい。
12月10日にも「ナレーション講座」を予定しているので、早めのお申し込みをお願いするしかないのが実情だ。

そして今日、待ちに待った「FUNET」がスタートした。
(これも家族サービスの功徳のお陰か?)

これまでに弊社の司会研修会に参加された方は、足掛け7年間で1万人ほど。
随分多くの方に受講していただいたが、ここ数年の課題は、ナレーションのバリエーションに尽きる。

葬儀の司会は、僧侶との進行打ち合わせ、それに伴うアナウンス、それだけでも難しいのに、ナレーションを読んで表現しなければならない時代になった。
そして最後に、継続的にナレーションを作成するという大きな課題が残る。

司会担当者が限られた準備時間の中でここまでやるのは大変である。
ましてや豊富なナレーションを・・・となると不可能に近い。
この問題を解決したくて、FUNETシステムを考案した。
これからの葬祭演出のツールとして活用していだけることを願っている。
詳細は、FUNETホームページ http://funet.jp からご覧ください。

というわけで、一句

「編集長が もうOPENにしてもいいよ と言ったから 
              11月8日は FUNET記念日」 (俵万智 風)
こりゃひどい !
でもおもしろい。
が、まさかこれで終わるわけにはいかないので、「徒然拾撰集」より

阿弥陀とは 南(皆身)にあるを 知らずして
       西を願うは  はかなかりけり  (一休)

如来様はそれぞれの心の中にいらっしゃるのですね。
[備考]
如来と仏は同じだと思ってください。
因みに菩薩はその一歩手前の位です。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2004年11月09日 23:34

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