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2004年12月20日
先日、無宗教葬の司会を担当させていただきました。 埼玉県のT葬儀社さん。 神奈川県に住んでいる私にとって、初めてお世話になったホールです。 故人は歌ひと筋に歩んでこられた方。 館内のメモリアルコーナーには、ご活躍だった歌手時代の 思い出のお写真が飾られ、著名な歌手や俳優さん達との 楽しそうな記念写真から故人のご活躍ぶりが伺えました。 心からご冥福をお祈りいたします。
通夜・告別式、両日とも好天に恵まれ、 最寄り駅から約10分の道のりを歩いて現場に入りました。 通夜前日に頂いていた資料には、喪主令夫人のお名前しかなく、 お子様はいらっしゃらないのだと・・・。 夫婦二人三脚で歩んでこられたんだ。 そして故人はまだ66歳の若さ。 奥様にどのようにお声をかけたらいいか・・・、 等とあれこれ考えながら歩いていました。
現場に到着。 担当の方とのご挨拶も早々に 「とりあえずご遺族様とお打ち合わせをお願いします」と言われ、 ご遺族様の控え室に案内された。 「へぇ~???」 故人は九州の福岡出身と言う事もあったので、 奥様お一人か何人かのご親戚とひっそりおられると思っていた 私の目に飛び込んできたのは何人もの人々・・・! お孫様とおぼしき、小さなお子様も走り回っていました。
そうです。 事前の資料を100パーセント信用してはいけませんよね。 実は故人と奥様の間には3人の娘さんがいらして それぞれご結婚しておられ、お孫さんが何人も走り回っていたのです。
すぐにナレーション書き直さなきゃ・・・ と、瞬間複雑でしたがご遺族の方がたくさんいらして正直ホッとしました。
ご遺族様のご希望で、セレモニーの間中故人の歌が流され、 その故人の歌声によって式場内がひとつにまとまり、 心地良い儀式空間に変わっていました。 慣習や形式にとらわれず、ご遺族ご親族・ご参列の方々が ゆっくり故人と向かい合っていらしたお姿がとても印象的でした。 故人への思いが反映された、とてもいいお式だったと思います。 T葬儀社の皆様、ありがとうございました。
結婚式も最近はご媒酌人がいないのが当たり前になってきましたが、 近い将来、葬儀もこういった自由な形式の無宗教葬が 当たり前になってくるのでしょうか・・・?
PS、これまで数回、個性心理學について書いてきました。 実はもっともっとご紹介したかったのですが、 著作権などの問題で書けないことも多いのです。 思いっきり書きたい私としても、これは非常にストレスでして、 書けない故に誤解等も生じてしまうといけませんので、 個性心理學については前回分で打ち切りとさせていただきます。 勝手に申し訳ありません。 尚、興味を持っていただいた方は、 直接「個性心理學研究所」のHPをご覧くださいませ。 よろしくお願いいたします。
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投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2004年12月20日 22:52
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