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2005年01月08日

はじめまして!(橘 貴美子)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

2005年「MCエッセイ」に待望のデビューをかざりますのは、
感動的なナレーションで最期の時を演出する
ナレーター・司会の 橘 貴美子です、よろしく!
(自分で言うか)

「死」を「詩」にかえる言葉の魔術師といわれ、
次期芥川賞候補とも・・・。
(ほんまかいな)

私は音声表現者ですが、故人のナレーション原稿は
すべて私自身が考えます。
(もちろん多少のパクリはあります)
亡くなった方の人生をどこでキルか!
それによってナレーションはまったく違うものになります。
時系列にその人の人生を並べるのは一番下手なナレーション原稿です。
では、人の心を動かすナレーション作りはどのようにするのか。

ポイントその1は、この回のラストに・・・。

前置きはこのくらいにして、
私の「死」との出会いからお話しましょう。

最初の「死」との出会い。
それは、母の死でした。
私が12歳になったばかりの春のことでした。
4月22日 母42歳 没

「これまで自分の横で息をしていた人がいなくなる。
周りはなにも変わらないのにその人だけがいない。
それがどんなことだかあなたにわかる?」

これは、『冬のソナタ』でチェ・ジウ(ユジン役)が言う台詞の要約ですが、
「死」とはまさにそういうものなのです。
大切な人が、この世からいなくなる。
その時泣ける人は、まだ幸せです。

私は一滴の涙も流しませんでした。
何が起こったのか分からなかったといえばまさにそうなのですが、
私はその事実を認識する前に、心を閉ざしてしまったのです。
それから長い長い悲しみが始まりました。

人の最期の時を司(つかさ)どる仕事に携わるとき、
私の脳裏にはこの時のことが甦ります。
そして故人に心から手を合わせます。

ポイントその1・・・「死」とは何か。  
          自分なりの死生観を持つ。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年01月08日 22:35

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