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2005年02月08日

自宅葬の司会 (石川 元)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起



ふっふっふっ・・・社長が行けって!(鬼だわ)
てなわけで、自宅葬の司会を担当させて頂きました。
さっ寒くなんかなーーーいっ!!
気合だ~~喝―――っ!!!



受付で、FUNETの追悼文が配られました。
正直言って、追悼文=ホール仕様と思っていたのですが、
私の考えは間違っていたようです。
自宅葬の場合、ナレーションをやってもマイク音量や環境の問題もあり、
故人から離れた場所にいらっしゃる会葬者に向けては、
なかなかアナウンスでの厳粛な儀式空間が作れない。
静かに故人を偲ぶ、そんな雰囲気作りが大変難しいのです。
故人のエピソードも聞いてもらえない。
メリハリをつける為に何とかならないか?
これが、今回の自宅葬に向けての私の課題だったのですが、
何の事はない。
追悼文が配られた事により簡単に解消できてしまったようです。
(こりゃ本当に司会者いらずだわ)

     

道路脇でお焼香を待ちながら、あるいはお清めの席で・・・、
故人から離れたアナウンスの届きにくい場所にいる方々にも、
追悼文によってお別れの気持ちの準備が出来、
静かに故人を偲んで頂けていたように思います。
追悼文の良さは、やっぱり遺族の言葉や、思い出のエピソードですね。
読んでいるうちに、皆さんジーンとくるのではないでしょうか。
ひょっとしたら?自宅葬こそ=追悼文!と思ってしまいました。
(んー追悼文、なかなか手強し。)

     

また、遺族の方々も大変気にいって下さったようです。
おもしろかったのは、私が打ち合わせに行くと喪主様が、
『母の追悼文を作ってもらったので、全員に受付で配ってもらうようにお願いしました。
司会者さんは、皆さんに目を通してもらうように2,3回必ずアナウンスをして下さいね。』
とイエロー紙の追悼文を手渡された。
あぁ・・・まぁ・・・
弊社の商品なのでよく存じ上げておりますが・・・。
と思ったけれど、その後も追悼文の説明を誇らしげに、
嬉しげに話して下さった喪主様の話を黙って聞いていました。
(ごめんなさい。私も嬉しかったから・・)

60歳を過ぎた喪主様でしたが、いくつになっても大切なお母様なのでしょう。
故人が生きてきた、懐かしい時代背景と共に甦る様々な思い出が、
すばらしい文章で表現されていて、よほど嬉しかったのでしょうか。
けっして高価な商品ではありませんが、追悼文はやっぱいいですね。
私も、何だか目頭が熱くなる思いでした。

S葬儀社様が、苦労して600枚も
真心を込めて作られた甲斐があるというものです。
両面仕様できちんと2つ折にしてあり、とても素敵な追悼文でした。
受付でも、会葬者に大変な評判だったようです。
そして、裏面にはS葬儀社さんのキャッチフレーズや連絡先も入れてあり、
イヤミ無く宣伝されていたのにも関心しました!!
(知能犯であり、商魂逞しい。いえいえ、イッツ ア!ジョークですよ。)

私は、このキャッチフレーズ通り
「○○と○○、○○に○○○○をこめて」
と親切なS葬儀社さんの姿勢は大好きです。
ご遺族様にとっても、葬儀社様にとっても、
意義のあるFUNETの追悼文で有りますように。
ますますご活用いただきたいと思います。

オーッ寒かった!!

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年02月08日 13:27

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