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2005年03月11日

細かいところに手が伸びる(工場長)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

先日、インターネットを通じて、社葬のご依頼をいただきました。
1000人規模の社葬で、それはごく普通のことなのですが・・・。

場所が、中国地方。

遠いです。
ただ、インターネットに関しては地理的な制限がないので、
打ち合わせやナレーションの調整は、スムーズに進んでおります。
(先方もメールができるので、ありがたい。)

不手際の無いように慎重に打ち合わせを進める中で、
一つ気になった点が受章の名称。
かなりの業績を残された方で、
故人略歴に勲五等『双光旭日章』受賞とされているのだが、
記憶では、正式名称は『旭日双光章』だったのでは…。
(内閣府のホームページを調べても、そうなのです。)

そう思い、先方にご連絡したものの、
「調べてみたのですが、『双光旭日章』で良いみたいです。(担当者)」
とのご連絡。表彰状にも、そのように書いてあるとのこと…。
あれれ…?

こうなったら、本家本元に確認です。
内閣府に問い合わせました。
すると、
「平成15年秋から『旭日双光章』に名称変更されました。
それ以前は、『双光旭日章』という名称で表彰しております。(内閣府)」

そうですか。
故人が受賞されたのは15年以前だったので、
『双光旭日章』で良かったのですね。
いやー…(なぜ逆にしたの!!)。

英語で自分の名前を紹介するとき、
日本人の場合、ファーストネームとラストネームを逆にしますよね。
例えば、小泉純一郎なら、Junichiro Koizumiという風に。
ただ、今はそのまま逆にせずに言う風潮になりつつあります。
その煽りを受けて、章の名称も順読みになったのかもしれません…。
(そんなわけないか…)

というわけで、細かいところが気になって、
「エッセイのネタがまたできたな…(井手)」

詳細は、後日司会担当者から…。

PS.
FUNETの近況ですが、当初から契約頂いている方から、
追悼文が無難に作れるようになったと聞いています。
何事にもいえることですが、
熟練にはそれなりに時間を要するものかもしれません。
ただ、顧客からの満足度が高く、
「使ってみよう」と思っていただけること自体はありがたいことです。

システム開発に関しましては、
追悼文の表紙が作成できるものを、近々公開する予定です。
追悼文の表紙面のデザイン提供をベースに、
文章サンプルもいくつか提供できるカタチになればと考えております。
こちらも慎重に進めております。


〈井手の割り込み〉
かつて社葬の司会を担当した時に、葬儀委員長の市長さんがリハーサルで、
「従三味」という言葉を、「じゅうさんみ」と読んでおられました。
リハーサル後に、市長さんを傷つけないようにそっと秘書の方を呼んで、
「じゅさんみ」が正しいのではないでしょうか、とご指摘申し上げましたら、
本番前に市長さんから御礼を述べられた事がありました。
叙勲の司会を担当している司会者にとっては何気ない知識かも知れませんが、
一般にはなかなか正確に読める代物ではありません。
葬儀の司会は本当に幅広い知識が要求されますね。
(かなわんわー)

MCライブラリで、音声による司会レッスンの展開を準備しています。
3月中にレコーディングの予定ですから、
4月中にはアップできるように作業を進めています。
今回の内容は、発声練習とナレーションです。
乞う期待ですよ!

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年03月11日 03:26

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