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2005年03月03日
今日は桃の節句、ひな祭りですね。 この雛人形は、両親が40年ほど前に私に贈ってくれたものです。
今では、私の娘の為に毎年飾っているのですが、 人形たちの持ち物がちぐはぐになっていたり、紛失したりと、 だいぶくたびれてきています。 ・・・・が、素敵でしょ? 当時の七段飾りは豪勢で、 飾ってもらうたびにとても嬉しかったのを覚えています。
そして母は、ひな祭りが過ぎると次の日には、 雨が降ろうともせっせと雛人形を片付けていたのを思い出す。 桃の節句を過ぎていつまでも雛人形を飾ったままにしておくと、 嫁に行くのが遅れるとか?・・・迷信があるのですよね。 本当は、奇数日に片付けたほうがいいとも聞きますが、 母は毎年、翌4日の午前中には、きれいサッパリ片付け終えておりました。 お陰で、嫁に行くのだけは早かったです。
私は昔から、三人官女の真ん中のお姉さんが一番好きでした。 なぜ、お雛様ではなかったのでしょう・・・? きっと、主役を引き立たせる脇役・・・司会者の気質が 幼い頃から備わっていたのかもしれませんね! 因みに真ん中の官女は既婚者で、眉を剃り、お歯黒が本当らしいです。 (それを知って少しショックでした)
桃の節句! 春はもうすぐそこまで来ています。
《井手の割り込み》 男雛は右か左か? 現在、雛人形の飾りつけの配置は、 「向かって左」がお内裏様で、「向かって右」がお雛様です。 ところが日本では一般に、「向かって右」が上座ですから、 私はお内裏様とお雛様の並びに違和感を覚えていました。 (お雛様を、いわゆる上座に飾ります・・・例外もあるようですが) 結婚式の新郎・新婦の並び方も男雛・女雛と同様ですから何故だろう? と思っていたのです・・・。
口の悪い人が言った面白い説は、 お内裏様が下の三人官女にちょっかいを出そうとしたら、 お雛様が右手で『ピシャリ』とやれるように、左にでんと居るのだと・・・。 なら、新郎新婦もそういうことか! (ワッハハ面白い)
あながち冗談でもないようですが、私が聞いた説は2つ。 1つは「天子南面して東に座す」という日本古来のしきたりにあるようです。 「南面の徳」という言葉もあるように、天子はそもそも南面に座し、 日が昇る東側に陣取ったらしいのです。 これだと確かに、お内裏様を「向かって左」に並べることになります。 2つ目はお内裏様が天皇陛下のお姿に似せたのであれば、 陛下は左右関係なくいつも中心であるということだそうです。 上座・下座の原則は当てはまらないということでしよう。 ただこれには少しエピソードがありまして、 昭和天皇の即位の際に、 京都御所の紫宸殿での座位が向かって左に天皇、右に皇后となっていたから、 雛人形の配置もこれに倣ったとか・・・。 まあ、「天子南面して東に座す」が正解でしょうか。
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投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年03月03日 03:32
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