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| 研修アシスタントを終えて(石川 元) »
2005年04月23日
1997年春から今年で8年目となる、 ある葬儀団体の新人スタッフ研修会があった。 毎年春に、これから葬儀スタッフとしての旅立ちをする フレッシュな皆さんと共に、葬儀の接遇を通して、 悲しみのお客様を満足させるための様々なことを考えている。 特にこの2~3年は、男女を問わず新卒の若者も増えて、 これから社会に出る方々のために、 社会の常識も含めた講義を少しずつ取り入れてきた。
葬儀スタッフという仕事は実力の世界だ。 現場に出れば出来て当たり前。 「新人です」といういいわけはきかない。 もちろん会社側も育てようと努力をしてくれるが、 あとは本人がどれだけ「やる気」があるかどうかということ。 仕事を覚えて一日でも早く現場で活躍したいと思えば、 毎日の過ごし方も違ってくる。 ただボオーッと言われることだけをしているのとは、 1年間を通したら成長の仕方は随分違うだろう。
この研修会は、全国から葬儀経験0年~3年ほどの人が集まる。 時々5~7年経験という人が混じっていたりして、 新人スタッフにターゲットを絞って話していると、 5年経験の人には通じなかったり、 それぞれに私の言葉の受け取り方が違うわけで、講師泣かせの研修会だ。
今回の研修会は、一見しておとなしい方々が多い印象だった。 こちらが何かを聞いても反応が鈍い。 挙手を願ってもなかなか手が上がらない。 緊張しているのか、お疲れなのか・・・。 そういう研修会は、私ひとりで喋っているような気がする。 元々、人前で喋ることは大好きなので、除々にオン・ステージ化して行く・・・。 それが上手いことまとまる時はいい。 でも時々話が脱線する。 脱線しても軌道修正がきくときにはすぐに戻ってくる。 しかしどこまでも続く線路の上を ひたすらハズれて行くこともある。 もちろん内容は葬儀の現場に関することではあるが、 聞いている人にとっては余計な話になることも確かだ・・・。 反省・・・。 (でも脱線した話の方が、皆さんが私を見て、よく聞いてくれるということも事実だ) 大体久し振りの研修会だと、その間現場で経験したり、勉強したりした 多くのことをお伝えしたくなってしまうのが、私の悪い癖。 そうすると限られた時間の中で、話のスピードも早くなり、 もう「どうにも止まらない状態」に陥る。 人前で喋ることの難しさと責任を未だ感じる私だ。 まだまだ修行は続く・・・。
これからの変わり行く時代を葬儀スタッフとして活躍して行く皆さん。 全国的に会社組織にとっての大変な時代は始まっている。 「何事もはじめが肝心!」 じっくりと葬儀の仕事と向き合い、厳しく楽しく仕事をして欲しい。 そして出来れば一生の仕事として、輝き続けて欲しい。 次回の研修会は5月。 くれぐれも脱線しないように用意周到な準備をしよう。
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投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年04月23日 17:40
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