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2005年05月14日
長野県での司会研修会に行ってきました。 22名のご参加、その内男性は3名という女性中心の研修会でした。
長野県は全国的にも葬祭ホールの数が圧倒的に多く、 私には正確な数は分かりませんが、県内130ホール位はあるのでしょうか? そして骨葬で執り行われる葬儀の司会は、女性司会が主流のようです。 今回は、初心者・未経験者対象の講座でしたが、それでもレベルは高く、 昔風の変な葬儀口調の司会をする方や、ひどいクセのある人は皆無でした。 これから基礎をみっちりやっていけば、 期待が持てそうな人が何人もいましたよ。 (次回お会いする日が楽しみです) 葬儀の司会は難しいですけど、将来的なグランドデザインをしっかりと描き、 その場凌ぎの研修ではなく、長期的な展望で取り組むことが大切です。 皆さん、今後の努力に期待します。 これからスタートですが、頑張ってください。
さて私のゴールデンウィークは、 溜まっていた中仏のレポート課題を一気にこなしました。 ふーっ、卒業試験は、大変だー ! 常日頃が勉強不足だからこうなるのです。 ギリギリになってから慌てるのです。 そんなわけで、家族と過ごす時間は限られてしまいましたが、 それでもお弁当を持って行楽地へ行ったり、子供と映画を観たりして、 それなりに[お父さん]をしていました。 映画館は親子連れの人で溢れかえっていましたが、 私と子供(小学一年生の男の子です)は、 事前予約で座席指定を取っていたものですから、 二人のシートは館内の丁度ど真ん中付近。 これが後々悲劇を生むことになります。 あー今思い出しても・・・。
その日は朝から晴れ渡り、実に清々しい祝日でした。 昨日の疲れも心地良く、あっ、そうですね、まず前日の話をしましょう。
我が家から車で30分程の所に宮沢湖というのがあり、 そこにはちょっとした動物園や、ボートの漕げる湖や、釣堀、カートレース場 冒険の森などがあり、家族で一日過ごすにはもってこいの場所なのです。 間もなく2歳を迎える天使(女の子です)も、 漸く生活のリズムをつかんだようだし、久し振りに遊びに行くか、 ということになりました。 弁当持参で出掛けるなんて、本当に久し振りです。
大自然と芝桜に囲まれてのお昼でした。
まずは、本格的なカートレース場で6歳の子供と二人乗り。 運転はモチロン私で、ここは一つ父親の威厳を保たなければなりません。 手袋とヘルメットの着用が義務付けられていますが、 子供は始めて被るヘルメットに少しこわごわといった感じです。 物凄い爆音を轟かせてコーナーに突っ込み、 ブレーキとアクセルを巧みに踏み分けて高速スピンでハンドル切ると、 子供の首がほぼ90度に折れ曲がっていました。 子供にGを教えるのには理屈よりも体験だなあと思いつつ、 調子に乗って3周ほど回ったら、家内に怒られました。 少しやりすぎましたかね。(反省)
これがGを体感した我が息子です。(ソフトクリームに舐められています)
お次は動物園。 動物に触れ合うことで、命の不思議や重みを知ると言いますが、 まさにその通りなのかもしれません。 ペンギンを観ても、猿を観ても、羊やフクロウを観ても、 太陽の恵みをいただきながら、この同じ地球に生きている連帯感を感じる・・・ などとウンチクを垂れようと思っていたら、 2歳の天使が本物のウンチ(ク)を垂れていました。(参った) そして6歳と2歳の子供二人は私の取り合いです。(取り愛かな) 二人で交互に、オンブにだっこのオンパレードで、 動物園て何故あんなに坂が多いのでしょうか。 やはり運動不足の父親の足腰を鍛える目的もあるとしか思えません。
そしてボート。 スワンタイプとヘリコプタータイプの2種類が係留してあり、 「どっちだ?」と息子に聞いたら、 「ヘリコプター」・・・やっぱりね。 (2歳になる天使も「プター」と言ってました) で、どちらのタイプも乗れる人数は同じなのに、 人気が高いヘリコプタータイプは値段が500円高いのです。(ほらね) この原始的な商売方法は基本中の基本ですかね。 要は中味は一緒でも、パッケージなんですな。 それに乗ってしまえば、自分がスワンに乗っているのか、 ヘリに乗っているのかまったく分かりません。(当たり前ですが) ボートから降りたときに、ヘリがスワンに変身してたら面白いのに・・・。 あるいは、いつの間にかヘリが空中を飛んでいたり・・・、 まあそこまでは無理だとしても、 だったらスワンタイプは足で漕ぐたびに白鳥の鳴き声がするとか・・・。 こうブツブツ言ってたら、いつの間にか時間が来て終了でした。 番号で呼ばれるのも芸がなく、せめてそれぞれのボートに名前位つけて欲しい。 例えば 「レスキュー3号、帰還要請です!」とか 「レインボー偵察機1号 燃料切れです!」とか、 それが嫌なら、ウルトラマンみたいに3分前からカラータイマーが点滅し、 嘘でも「この船は3分後には浸水しはじめます」と警報が鳴る・・・とかさ。 どうしても遊び心が足りませんなあ。
さらに「冒険の森」と称するアスレチックへ。 この頃には私はもうヘトヘトで、サバイバルの様相を呈しておりましたが、 子供はどこにエネルギーが蓄えられているのか、 Tシャツが絞れるくらいに汗びっしょりで暴れておりました。 しかし、2段スロープになっている滑り台は私も大好きですから、 (私が子供の頃にはこの手のものはなかったので) 仕方なく子供に付き合う振りをしながら、 まさか自分が一番楽しくて滑っているとは絶対思われない程度に、 父親の威厳を保ちながら・・・あー、面白かった。
と、このままこのお話が終われば何よりなのですが、 やはり残念な結果になった映画鑑賞の件に触れないわけにはいきません。 もう映画の題名すら忘れてしまいました。 人間は嫌な事があると自己防衛本能が働くのでしょうか? つい数日前の記憶が薄れています。 それは、この楽しかった宮沢湖行きの次の日でした。
G-12・G-13 どうして座席番号だけは鮮明に覚えているのか、これも不思議です。 一番大きい飲み物(1.5リットル位ある)と、 一番大きいポップコーン(器の直径30cm)・・・(2度目でも弱く言わない) を買って意気揚々と館内に乗り込みました。 子供は父親を独り占めできる喜びで少し興奮状態。
「ミノちゃん、おしっこ行ってこようか」 「大丈夫、でないから」 「途中で行けないからさ、一緒に行こう」 「でないってば・・・」 「もし途中でおしっこって言ったら頭グリグリするぞ!」 と、取り敢えず脅しといたのですが・・・。 息子は、すでに予告編が始まっている映画に夢中です。
もう皆さん、どういう結末に至ったかお気づきですね。 そうです、そうです、良くあることなんですよ、小さい子供には・・・。 仕方のないことかもしれません。 しかし当事者にとってみれば、結構大変なんです。
その映画は、佳境を迎えていました。 館内はシーンと水を打ったように静かになっていました。 それは突然襲ってきたのか、予兆があったのか、私には知る由もありませんが、 ただ私たちGの列に座っている観客だけが一斉に揺れだしたのは確かです。 最初は、小さな横揺れ・・・一瞬収まったかと思うとややあってまた横揺れ、 その感覚が次第に短くなっていき、やがて大きな横揺れに変わりました。 もう映画どころではありません。 震源はもちろん私の隣に座っている我が息子です。 異変を察知した両隣の観客がチラチラと私を見ます。 私は努めて知らない振りをしていたのですが、 いつまでも無視できるはずもなく横の息子をチラ見すると、すでに顔は真っ赤。 もういけません、誰が見ても、そう誰が見ても、 彼の限界が目の前に迫っていることを理解するでしょう。 大洪水が起きる前に、津波が押し寄せる前に・・・ 映画を途中であきらめるしかありませんでした。 観客の冷たい視線を浴びながら立ち上がり、 下腹部を押さえる息子と二人、ペコペコしながら退出したのです。 (超カッコ悪ィー!) でも結構受けていましたが・・・。
それは子供の日・・・いい思い出が出来ましたとさ。(この野郎) 私はこの事件を、事あるごとに一生言ってやろうと思っています。 事が事だけに、絶対水には流しませんぞ!
<井手の割り込み> これ、題名と中味が大分違う気がするけど、気にしないで。 書き出したら止まらないタイプなもので・・・。
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投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年05月14日 23:44
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