ＭＣプロデュース

トランペッターの生のファンファーレと共に
トランペット・ボランタリーが演奏される。
（故ダイアナ妃ご成婚の時に使われた曲です）
皆の気が引き締まりお式の開始だ。
そして、退場時には、威風堂々が演奏されます。



またこのチャペルには、コーラス隊も控えています。
お２人の門出にあたりアメイジング・グレースを
祝いの歌としてプレゼントするのだ。
（伴奏の無い合唱が、神秘的ですごく素敵です）



お式後は、表の階段上で新郎・新婦が鐘を鳴らすと
同時に花火が打ち上げられます。
参列者に迎えられ、フラワーシャワーを浴びながら階段を降りて来る２人・・。
最高に幸せそうな笑顔です。
（ここは実際にドラマのシーンでもよく使われてます）

今まで、１０００本以上のブライダルの司会を担当させて頂いたと思いますが、
今日は、私が経験した過去のブライダルハプニングをご紹介しましょう。

＜その１＞
ウエディングケーキ転倒！
天井に届きそうなくらいの豪華なイミテーションのケーキが、
大きな音と共にガッシャーンと崩れ落ちた。
クロカンブッシュと言う生ケーキ転倒も経験しています。
（キャ～！縁起でも無い）

＜その２＞
台風の為、列席者3分の１！（ガラガラじゃん）
新幹線が不通になり開式を１時間遅らせたが、運行の見込みなし。
新郎のご両親も出席する事が出来なかった。
（こんな状況でも開式するのです。可愛そうに・・・）

＜その３＞
新婦のお母様が、結婚式の３日前に他界！
花束贈呈時に新婦の手紙を私が代読したが、涙が止まらない。
（司会者失格）

＜その４＞
新郎泥酔！
再三、「飲みすぎ！」とマイクを通して警告したにも関わらず、
足腰が立たなくなった。（レッドカード！退場だ）
参列者では、よくあることですが・・・（嘔吐したりね）

＜その５＞
披露宴中に救急車！
新婦の具合が悪くなったり（妊婦さんが多い）、
高齢の方が嬉しさの余り興奮して脳溢血になったり・・・
（救急隊員が会場内に潜入してくるのです。皆、目が点・・・）

サラッと書きましたが、ハプニングがある度に私の寿命は、
３年くらいずつ縮まっている事でしょう。
司会者としての適切なフォローが出来ているか？は、分かりませんが、
事を大きくしない様、表面上は平静さを装っているつもりです。
おめでたい席に免じて許される場合も多い結婚式・ご披露宴ですが、
葬儀は、シビアですよね。
クレーム処理の方法は、加藤先生の接客研修会で学んで下さい。
（きっと、いいヒントを得られるはずです）
またアドリブについては、先日橘さんからもお話がありましたね。
色々な事態を想定して事前に準備万端整えておくことが望ましいと・・・。
（それが難しいんだよね）


＜ほんでもって井手の割り込み＞
縁起が悪いので、司会者はあまり吹聴しませんが・・・
（私が吹聴します）この他のハプニングは、
「結婚詐欺」「ご祝儀泥棒」「人材派遣会社に依頼したプロの仲人」
「友人が洒落のつもりで披露した、新婦の元彼の笑えない話」・・・etc。
ブライダルの世界も、色々と面白そうでっせ！