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2005年05月16日

今年度の研修会、始まる!(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

桜が咲いたと思っていたら、すでにGWも終わり、
気がつけば新緑まぶしい季節。
今年のGWは急ぎで入ったテキスト作りで終ってしまった。
一応予定していた色々なことは出来ずじまい・・。
家族はそんなこと、もう慣れっこで、それぞれに自由に休みを満喫していたようだ。
実家の両親に会いに行けなかったことだけが心残り。
新しく買ったデジカメの腕前を見せたくて、父は私を待っている。
その内少しでも時間を作り帰ってこよう。

さていよいよ今年度の研修会の仕事が始まった。
多い時には「毎週友引のあたりは出張」というスケジュールの中、
いつも持って行くスーツケースは、リビングにある私の仕事机の横に
置きっぱなしという数ヶ月が始まる。
時々急いでいる息子には蹴飛ばされ、掃除機をかける主人には邪魔にされながら・・・。
母に買ってもらったこのスーツケースが壊れない限り、
今年も出張の旅と仕事の苦楽を共にするのだろう。

ということで、「愛・地球博」で盛り上がっている愛知県へ行った。
ある葬儀団体の今年の研修会が始まった。
今回の研修会は、この数ヶ月に新しく葬儀部門に配属された方が多い
「接遇の初級研修会」だった。
新たに葬儀の仕事をはじめる方も多く、新卒の若者もいる。
私にはその方達が「金の卵」に見える。
もちろんこれまでの歴史を作り上げてきた先輩たちの功績もある。
しかしスタッフ教育としてこれから先のことも考えるときに、
その葬儀団体の未来を担う大切な人材を育てるということもすごく大事だ。
こちらで私はすでに6~7年、スタッフ教育に関わらせていただいている。
教育というのは継続してこそ、その成果が現れるということを
私なりに実感している組織の一つでもある。

この組織では研修会そのものの目的が明確だ。
そして主催する側に数人の強力なリーダーたちがいる。
それに向かって皆が心一つになり研修会を作り上げる。
だから受講生も目的を一つにして集まってくれる。
主催する側と講師である私との意志の疎通も大切で、
主催者側は受講生にどうなって欲しいのかを私はよく聞き取る。
そして双方の研修会目的が明確になりはじめてテキストが出来上がる。
会社の経営にしても、数年後のビジョンや理念無きところに成功は無い。
研修会にも同じことが言える。
主催する側の目的が明確ではなかったり、迷っている時に、失敗することが多い。

葬儀スタッフの接遇レベルをあげるためには、
その会社独自の接遇スキル(形)を作成し、繰り返し訓練することと、
悲嘆のお客様に接する心を身につけるという両輪が必要だ。
どんなに言葉づかいだけを練習して流暢に話せるようになっても、
それだけで悲嘆のお客様を満足させることは程遠い。
葬儀の接遇は「悲嘆のお客様とのコミュニケーション」
という切り口で取り組まなければ上達はない。

今年の綜合ユニコムさんのフーネラルフェア(6月15日)で、
接遇スタッフ教育の時間を担当させていただくことになった。
これからの時代を担う大切な「金の卵」を接遇という切り口で、
実践的にも精神的にも迷わせないために、そして葬儀という仕事と出会ったご縁を
皆さんが充分に生かせるように、私は葬儀の世界で頑張る人に、
元気と勇気を持って戴けるような接遇教育をご提供したいと微力ながら思っている。
しかし簡単なことではない。
どんな研修会にしようかと今、苦しみながら考案している。
是非機会がございましたら、会場でお会いいたしましょう。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年05月16日 19:22

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