« 宮城研修報告など (井手 一男) |
メイン
| 旅は道連れ!(加藤直美) »
2005年06月28日
もう20年近く経ちますから、すでに時効ですよね。 私は若かりし頃、既婚でありながら、未婚と偽り、 歳も3つほど若くさばよみダイバーのモデルの仕事をしていました。 懺悔――――――――っ。
葬祭のプロフィールからは、抹消されておりますが、 私の一番華々しかった時代の話です。 我が夫婦は結婚前から、スキューバ・ダイビングに夢中でした。 もともと主人が、ダイバーで同じ趣味を持とうと言い出し始めたのですが、 別世界の海中に、私の方が魅せられてしまって・・・。 主人に貰った婚約指輪代のほとんどは、ダイビング機材購入につぎ込み、 残りのお金で、ほんの小さな申し訳ない程度の 婚約指輪を買わせてもらったほどでした。 (主人もあきれていましたが、了解済みでしたけどね。)
当時は、まだまだダイバー人口も少なく、ダイバーショップに登録して 各地のポイントに連れて行ってもらうのですが、 日帰りにもかかわらず高いツアー費。 毎週末に夫婦で、ダイビングツアーに参加していたので、もう破産寸前でした。
そこで考え応募したのが、旅行誌とダイバー誌のモデル。 お金を頂きながら、大好きなダイビングが出来る。 一石二鳥と言う訳です。 どうせ、こんなの受かるはず無いから・・・と 軽い気持ちでオーディションに望んだのですが。 えっ!?まさかのニ連勝。
後で聞いたのですが、今で言うガングロ並みの黒さが勝因だったようです。 もともと地黒の私は、それこそ年間を通して真っ黒で、 海外の空港では、「インドネシアン?」 と日本人に見られることは、まず無かったですね。
そしてこれも後から聞いたのですが、 未婚であることが、応募の条件だったそうで・・・。 (唖然!条件もよく見ずに応募してしまったのです。) 「ゲッ!どうしょう!」 でも、とりあえず狭き門を通過出来たのに辞退する手は無い。 なぜ、未婚者じゃないとダメなのか? 理解も出来なかったし国内を希望すればどうせバレやしないであろう。
国内のあちこちのポイントに、仕事と言う名目で潜りに旅行でき、 接待してくれる観光業界やホテルのおもてなしと言ったら、 もう女王様扱いで後にも先にもこんな扱いを受けた事は・・・ 無かった・・・ですね。
私はあまりエアーを使わない人で、 インストラクター並みに海に潜っていられるのです。 潜る深さにより、規定の潜水時間を守らなくてはいけないのですが、 撮影の時は、そうも言ってはいられません。 重宝がられ、国内のいろいろなダイビングポイントの撮影に 連れて行ってもらいました。
しかしある時、急遽私に海外撮影に同行して欲しいという依頼があった。 予定していたモデルさんが急病との事。 場所は、台湾で3週間。 行きたいけど・・・・。 パスポートを見せれば、既婚者という事がバレ・・・ あれっ?パスポートには、既婚、未婚の記載が無い。 生まれた年の記載はあるから、3つもさばよんだ事はバレてしまうが、 この業界では、歳なんか皆ごまかしている。 「はい。行かせて頂きます。」 この図々しさがエアーを使わない理由でしょうね。 (主人のように心配性の人は、人一倍エアーを使うのです)
台湾政府の担当者の扱いもそれは、それはご丁寧で・・・。 毎食、毎食、豪華ホテルの食事三昧。 スイートルームに1人泊まらせていただけるのですから。 編集長、カメラマン、雑誌社のスタッフと皆、それぞれのスイートです。 でも撮影中は、皆、鬼のようなこだわりがあり辛いときもありましたけどね。 その他、グアムの撮影も同行させてもらいました。 楽しかったいい思い出です。
残念ながら、娘が誕生してからは、全くダイビングをしていませんが、 また復帰したいな。 TVで、きれいな海を見るたびにそんな事を考える今日この頃です。 ちなみに国内では、これからの季節は透明度が悪くダイビングには向きません。 寒い寒いと言いながら真冬に潜る海が、最高なのです。
<井手の割り込み> 石川先生、ネットで水着公開とは・・・。 どうか海女さんを目指してください。 そういえば、綜合Yコムの某編集長のF田様も・・・確かロングボード?
もうすぐ夏ですね。
|
投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年06月28日 11:14
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mcpbb.com/blog/mt-tb-funet.cgi/523
|