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2005年06月16日
先日大阪で、接遇研修会がありました。 夜10時過ぎに梅田近くのいつものホテルに入るという忙しい研修前日だった。 その日の午後は、次男の中学校で2年生関係の先生方と PTA委員会のメンバーが顔あわせをして、 今年の方向性や4月からの子供の様子、ついこの間あった体育大会の 準備から本番の頑張りなどの子供たちの身近な話を伺うという 「2学年委員総会」があった。
私はPTA学級活動委員長でもあり、 何かと言えば司会者としての盛り上げ役を授かっている。 先生と親たちが学校で集まるとどうしても緊張した硬い雰囲気になる。 硬い雰囲気は言いたいことも言えない空気を作る。 ミュージックセラピストとしての私は、 まずそこに居る人の心身をリラックスさせることこそが、 やわらかな話し合いの場を作ると確信しており、毎年この委員総会の最初には、 静かな湖畔やカエルの歌の輪唱をしたり、頭の体操をしたり、 最初に思いっきり笑わせて雰囲気を和ませることに力を注いでいる。
この日も最初の硬い空気を打破するべく一気に笑いの渦に持って行き、 私が思った通りの開会ができた。(満足!) 夕方5時過ぎにその会を中締めして、 そのまま東京駅に急ぎ新幹線「のぞみ」に乗り込んだ。 発車ぎりではあったが、ビールといつもの生春巻きを買うことだけは忘れなかった。
さて、大阪の梅田はそれこそ20年程前にミュージカルに出ていた頃、 1ヶ月間梅コマに出演した懐かしい場所だ。 その時の舞台には元ピンクレディのミーちゃんや、 今注目のマツケンサンバの振付家、真島茂樹先生も一緒に出演していた。 真島先生はその頃もとても気さくな素敵なお兄様だったことを覚えている。
梅田の話に戻るが、私は梅田の阪急デパートが大好きだ。 目の前を通り過ぎる女性もどことなくおしゃれな人が多い。 何となく東京とは違うセレヴさを感じるのは私だけ? こうして研修会で大阪に伺うのも、何年目になったのだろうか。
今回の研修会には、遠くは沖縄から、そして福岡、島根、広島、愛媛、岡山、奈良、 岐阜・・・など関西地方を中心にした皆さんが集まってくれた。 それぞれの受講生の地元現場研修会でもお会いしている方が多く 「お久し振りでした」「頑張っていらっしゃいますか?」 というご挨拶ができるのがとてもうれしい。
全国の葬儀社様に伺い研修会をさせていただく中で、葬儀というのは、 同じ日本国内でも地域が違えば様々なやり方や習俗的なものが違い驚くことも多い。 しかしその中で「接遇」というものは最終的に人と人のコミュニケーションであり、 こればかりは全国どこに行っても同じだ。 東北地方の葬儀スタッフも、九州沖縄地方の葬儀スタッフも、 人間関係やお客様とのコミュニケーションで抱える悩みは同じであるようだ。
今回は、葬儀に従事して1年程度の皆さんが受講生だ。 新卒の方も中途採用の方も入り混じっての研修会だったが、 葬儀スタッフとしてどのようにお客様に接すれば良いのか という一つの目的を持って、真剣に臨む態度が印象的だった。
新人スタッフといえども、現場に出ればお客様は容赦ない。 現場に立つ以上プロとしてのスタンスでいなくてはいけない。 「私はまだ新人です」という言葉はお客様には関係ないことであり、 又いつまでも周りの先輩が甘やかしてはならないし、 自分も何か出来ることをどんどん見つけて行くべきなのだ。
ただ、接遇と言われても何をしていいのか、 何を喋ったらいいのかが分からないという受講生が多いことも確かである。 新人スタッフ教育が行き届いている葬儀社もある。 しかしただでさえ忙しい葬儀という仕事の中で、 どこまで新人の仕事をフォローできるかと言ったら、はじめの内だけかも知れない。 初日から「ポン!」と現場に投げ込まれてそのまま・・・ という会社があるのも仕方がないことであるのだろうか・・・。
私はいつも研修会の後、新人スタッフの皆さんがそれぞれの地元に帰って、 どのような環境の中で仕事をして行くのかにとても興味がある。 そして同じくらいとても心配だ。 最終的には回りの人に何かをしてもらおうと思うのではなく、 自らどうしたいのか、どう頑張って行くのかを自分なりに見つけて行ける 新人スタッフこそが生き残っていける人なのだろう。
研修会が終わってからは、 長男の同級生だった子のお母さんと阪急グランドビルの 眺めのいい31階でおしゃべり三昧をして、新大阪から新幹線に乗り込んだ。 朝からよく喋った1日だった。
<工場長の一言二言>
昨日(15日)、フューネラルビジネスフェアにおいて、 加藤講師の接遇講習シンポジウムが、無事に終了しました。 ご参加くださいました皆様、ありがとうございました。 下の写真は、その講習風景です。
追加講習も含めて、会場は盛況でした。 後日談が、後日本人からあるでしょう。
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投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年06月16日 11:35
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