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2005年07月21日

ハウスウエディング (石川 元)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

今日は、ハウスウエディングの司会を担当させて頂いたので、
レポートしたいと思います。



この建物はイギリスから移築したもので、1F・2F・3Fとすべての
フロアーを使い、新居にお招きしたような、アットホームなウエディングを
再現しようというコンセプトで建てられたものです。
一つの建物すべてを提供するので、都心では敷地を確保するのが難しく、
郊外ならではのウエディングと言えると思います。

参列者は、新郎・新婦より一足先に会場入りして、1Fにてウエルカム!
新郎新婦は、エレベーターでこっそり2Fに上がり、
2F階段の両サイドから入場し、中央で2人一緒になり
皆さんの拍手の中にこやかに階段を降りてくるのです。
昔のラブラブショーのような(TVで放映されていた人気番組・・・古っ)
インパクトのある入場です。



その他、玄関までリムジンカーで乗りつけ、玄関をトントン・・・
「お帰りなさ~い」といったような演出もあり、
ハウスウエディングは司会者にとって演出を考えるのも楽しみの一つです。

お食事は、2Fが友人中心のビュフェ形式、
3Fは、ご家族・ご親戚のフルコースメニューでした。
新郎・新婦は、2F3Fと常時往復し参列者をおもてなしするのですが、
新郎・新婦が不在のフロアーは、モニターを通して
2人の様子を把握できるようになっています。
なかなか面白いパーティーなのですが、
司会者は1F~3Fまでを常に行き来するので息が切れますなぁ~。
しまいには、階段の踊り場(2F・3Fの中間)で司会をしておりました。



ブライダルは、ホテルや会館の披露宴・レストランウエディング・
ハウスウエディングと・・・形態も様々です。
最近は、お2人の好みにより会場選びができ、楽しそうですね。



そう言えば、昨年のちょうど今頃・・・。
著名なキルト作家のお別れ会の司会を担当させて頂きましたが、
その会場も不思議な未知の空間でした。

広い部屋に囲炉裏や床の間が設けられており、
各所に段差を付けることにより立体感を出し、
漆塗りのような床、障子等により和の空間が演出されていました。
まるで有名な建築家が設計した、
TVのお宅訪問番組に出てくるようなおしゃれな会場。

そこにお棺が運ばれ、遺品である故人のキルト作品がライトアップされ、
お別れの空間が作られていたものの・・・
通常のお葬式の固定概念を持っている年配の方々は、驚かれたと思います。
この会場は、都内のレンタルスペースだったように思いますが、
時代の流れと共にブライダルも葬儀も様変わりしていますね。

柔軟な発想が求められる時代が来ているのだと思います。

<井手の割り込み>
先ほど大阪から戻りました。
実は別件もあって、京都に寄ってきたので遅くなりました。
明日は長野へ向かいます。

実は葬祭の世界にも、
ハウスウェディングと同様のバージョンが存在します。
最近は、少しずつ注目を集めているようですね。

それから・・・
本日【FUNET】の音声ライブラリ[プロローグ文章]に
使用頻度の高い[ノンジャンル]の作品をアップしました。
まだ数点ですが、これから次々とアップ予定です。
是非、現場の司会で役立ててください。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年07月21日 00:35

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