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2005年07月19日

講習会レポート (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

早朝家を出て、新宿からロマンスカーで本厚木へ。
車中は浅田次郎に読み耽る。
本厚木では石川に迎えに来てもらい、そのまま車で会場へ。
(毎回我儘を言ってすいません)
連日の暑さで身体がだるい。
しかし教壇に立つとシャキっとするのが自分でも不思議だ。

午後1時講習スタート。
初日の説明実演、全100問についての解説と回答例。
10万字に及ぶ膨大な量のテキストを用意してある。
時間との戦いの中で、5時間ほど喋り倒してきた。
落語家の高座よりも、一人芝居のセリフよりも多く喋っているのは間違いない。
何とか6時には終了となった。
初日が終われば受講生も引き締まる。
合格へのハードルの高さを自覚するのだろう。
実務経験の不足している人ほど青くなるのだ。

夕食は食堂でのバレ飯だ。
(バレ飯とは・・・各自自由にという意味です)
一旦宿泊棟に荷物を置き、1階のロビーに集合。
事務局の方や翌日の講師らと平塚駅南口の焼き鳥屋でビールを流し込む。
無茶苦茶ウマイ!
そして今回は生シラスが絶品だった。
(平塚はやはり海岸沿いですな)

門限があるので、宿舎に戻り風呂に入る。
一応20人位が同時に入れる中浴場である。
講師としては格好悪いかもしれないが、その内ロビーの卓球台で遊んでみたい。
(温泉気分に浸れるだろう・・・誰か今度誘ってください)
風呂上りの一服は、今回宿泊する2階のロビーで。
(部屋は禁煙なのです)
ひとしきりロビーで歓談した後、指定された部屋へ入る。
各部屋にはテレビもあり、くつろぐには困らない。
ニュースを観て12時頃就寝。(本日読書せず)

翌朝、6時40分に起床。
のんびりと支度をする。
7時30分前後にはラジオ体操が流れるのだが、一度もやったことがない。
また館内放送を聴くたびに、そのアナウンスの音の流れにガックリくる。
もう少し何とかならないのだろうか。
(はっきり言って上手くないのだ)
今度必要な原稿さえいただければ、弊社で録音したいくらい。

そして二日目、朝食後8時45分から講習スタート。
受講生を2班に分け、幕張実演と司会実演の模擬試験。
恒例のジャンケンで負けた人からトライしてもらうのだが・・・。
1級の司会実演は結構難しく、受講生の発表には、こちらも頭を抱えてしまう。
1級を受験する以前に、司会の初級や中級に出るべき人がほとんどである。
まったく・・・残念。
このままでは、仮に運良く合格したとしても、社葬の司会はとても無理。
受験者のレベルにも問題ありだが、
同時に司会実技の試験内容も改めてもらいたいと切に思う。
これでは実務で役に立たないだろう。

昼食時間は45分の予定が、この日は30分に短縮。
本当は昼メシなど食べている場合でもないだろうが、葬祭業界は甘いのである。
メシ抜きなどとしようものなら、講師の私に大変なクレームがくるだろう。
午後の3時には終了予定だから、日常の葬祭業務と照らし合わせても、
ぶっ通しでやったって構わない・・・とも思うけど。

それから今回、勝手にビデオ収録していた受講生がいた。
事務局の許可も取らずに、講師への断りもなしにだ。
非常識極まりないし、他の受講生とも不平等である。
世間知らずで、物事を知らないというのは恐ろしい。
会社で一般常識くらいは教えるべきだ。
そのビデオをどうするつもりなのだろうか。
二次使用が発覚した場合には、間違いなく訴えるつもりだ。
それこそ法令順守である。

もう少し講習時間が欲しいとは思いつつも、午後3時10分終了。
後は受験生の努力を期待するのみだ。
今後不明な点は、出来る限りメールで応じたいと思う。
一人でも多くの人に合格してもらいたいと思うが、試験はそんなに甘くない。
これからが勝負ですぞ、頑張ってください!


<石川の初割り込み>
今回の1級葬祭ディレクター受験対策講習会をもちまして、
今年3回の平塚でのディレクター講習会は終了です。
山形から愛媛まで25名のご参加でした。(欠席の方も居たので)

司会の研修風景です


今回は、M専務理事が後方座席で見学をされており、
1番熱心に興味深く聴かれていたのが印象的でした。
確かに説明実演は、「へぇ~なるほどね」と私も目からうろこの部分も多く
知識が増える試験だなと思います。
しかし司会実演は、どうなのでしょうか・・・。
5分で社葬司会の準備をするのは現実的には無理だし、有り得ない。
ましてや、決められた6分の制限時間内で、
早口で怒鳴るような司会をしなければこの試験は受からない。(傾向のようだ)
実務とは全く逆の事をしなければならない司会実演の試験は、
残念ながら何が求められているのだろうか?
早読み?
活字を正確に読む力?
オリジナルの開式?
時間と誤読でしか厳選な審査が出来ないのは分かるが、
試験を受けられる方は、実務と混同しないように気を付けてほしいと思います。

幕張の研修風景です


さて今回は、私がデジカメを忘れたので
井手講師の携帯カメラで休憩室や食堂を撮影しました。


私は会社勤めをした経験が無いので、
社食のようなこの食堂が珍しく、結構気に入っています。

本日の私の定食(結構おいしいのです)


A定食・B定食・うどんやそば等がありますが、
井手講師の研修が延びお昼の時間にずれこむと人気の定食は無くなります。
(社長!うらまれますよ・・・メシ抜きなんて論外です)
この研修所では、葬祭だけで無く様々な研修会が行われているのでね。
今回は、葬祭だけだったらしく静かでしたが、普段はとても活気があります。

さぁ~!!今年の平塚3回の講習会で
2級・1級と100名以上の方々が汗を流して帰られました。(冷や汗かな)
間もなく梅雨も開け本格的な暑さが訪れるでしょう。
体調に気をつけて・・・来年は、この研修会ではお会いする事の無いように!
ご健闘をお祈りしております。
ありがとうございました。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年07月19日 00:37

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