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2005年08月28日

進化する、葬祭ディレクター試験対策講座!(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

今年も葬祭ディレクター試験が近づいて来た。
その対策講座も大いに賑わっている。
綜合ユニコムさん主催の講座に今年も多くの方々が、
その準備のために全国から集まった。
私も本当に久し振りに、井手講師のアシスタントとしてその講座に参加した。
会場は葬祭業者を目指す社会人の学びの場としても有名な、
巣鴨にある駿台トラベル&ホテル専門学校だ。


井手講師の研修会は、私がMCプロデュースに入った頃から、
可能な限り見学させてもらっている。
・・・最近はお陰さまで、私自身も仕事としての研修会が入っていて、
見学することもままならなくなってはいるが・・・
井手講師の研修会を初めて見た?いや聞いた時には
「これ又よく喋る先生だなあ・・・」と感心したものだ。
次から次へと出てくる言葉は、脳みその中の
どこにどのようにしてしまってあるのだろう・・・と不思議にさえ思った。
その知識の幅の広さ、奥深さ、衣を着せぬものの言い方に、色々な意味で正直驚いた。
司会研修会といっても、その域を越えている感もあった。
私もどちらかと言えば、講師の時はよく喋るタイプだが、ここまで活舌よく、
ポンポンとした言葉がよく出てくるものだ。
そして今回の講座も井手講師は「絶好調!」

さて、久し振りに参加した、葬祭ディレクター試験対策講座は、
間違いなく進化していた。
まずテキストの素晴らしさ。





これはユニコムさんのご苦労もあるだろうが、
テキストの厚さもさることながら、各項目の分け方や、
勉強する分野ごとに細かく整理されたインデックスなど、とにかく見やすい。
例え不合格になっても(不謹慎な言い方だが)これは葬儀スタッフとして
充分な資料として活用するに耐える代物だ。
幕などは絵や図柄などが工夫されて初心者としての勉強にも役立つ。
説明実演も、質問とそのポイント、答え方という順番で頭に入りやすい。
司会は、実際の模擬試験を何度も何度も繰り返し練習できるように、
別紙で模擬試験用のシートを大量に渡す。
会社に戻ってからも受験寸前まで復習しやすくなっている。


 


そして、井手講師の教え方の進化も「流石!」
何年も続けて指導して来た「合格するためのポイントを抑えた教え方」は、
受験生もそのコツさえつかめば「鬼に金棒状態、合格間違いなし!」
時々本音の指導もあるが、井手講師はこれでも昔に比べたら、
かなりやさしくなったらしい・・・(年のせいかもしれないが・・・)

私は講師の厳しさというのは「愛のムチ」だと思っている。
講師は鬼になって本当のことを伝えることも仕事の内だ。
受講生が喜ぶようなお世辞ばかりを並べて、相手が成長するとは思わない。
本当のことを指摘されることを嫌がっている以上、
真実に背を向けている以上、その人に成長は無い!
ここはプロの世界だ。
生き残りをかけてみんなが殺気だっているこの時代、
ぬるま湯の中にいて変わって行くことは難しいのではないだろうか・・・。

井手講師は、ここでもポンポンと次から次へと受講生への指摘や
本音はもちろんのこと、冗談が入り混じった多くの言葉を発して来る。
時々スゴク面白いことを言っても受講生は緊張もあるのかあまり笑わない。
私一人で笑う訳には行かず、下を向いて我慢していたら、お腹が痛くなった。

2日間の講座は、あっという間に終わりそれぞれの地元に帰って行った。
皆さん大変お疲れ様でした。
受験まではあと一息です。
合格しますよう心から祈っています。
頑張ってください!

<井手の割り込み>
加藤先生に誉めてもらってマンモスウレピー。(私これでも45歳・・・古っ)
特にギャグのセンスを認めてもらえたことは光栄です。
今後も受講生の方々に、心地良く笑っていただけるように精進します。
日々ネタ帳も作ります。
モノマネももっと勉強します。
リアクションももっと大胆に演じます。
笑いのツボと間の研究にもっと力を注ぎます。
若い方からお年寄りまで、幅広いジャンルで受けるネタを模索します。
よっしゃー、頑張りまっせ!

いよいよ30日に葬祭ディレクター試験が実施されます。
当日は私と工場長が事務所で待機、情報センターとして受講生のフォロー。
どんな問題が出題されるのやら。
皆さん、体調に気をつけて頑張ってください!

<追伸>
今日、岳父の三回忌法要でした。
家内の実家は真言宗豊山派です。
身内だけでひっそりと済ませたのですが、お勤めいただいたご住職は
息子が今春まで通っていた幼稚園の理事長先生。
というわけで、気安くいろいろなことを尋ねてきました。
作法で使われていた「散杖」は心持長くて、お聞きしたところによると
自坊の梅の木をみずからカットされて手作りされたものとか・・・。
(やっぱりね、見た瞬間に分かりましたけど)
それから三回忌法要の表白文に48の誓願や西方浄土が登場したのには・・・
クロスワードされた仏教の世界観を垣間見た感じです。
あまり小難しいことを聞くと悪いと思い、その件は質問しませんでした。
理趣経の勧請から・・・少し飛ばして百字の偈文と展開が良く分かります。
まあ、如来(仏の意味)と書いて・・・来るが如し(ごとし)・・・ですから
厳密には仏はこの世に来ないのですね・・・ただ宗教は信じるかどうかなのでしょう。
色々と思うところはありますが、いずれその内。

私はさすがに遠慮して(宗派も違うし)、お勤めは控えました。
ではまた。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年08月28日 13:44

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