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| 守・破・離・・・音声ライブラリの評判 (井手一男) »
2005年08月21日
この春に発売になったオリジナル曲のCDが好評だったのか、先日、 今度は来春発売予定の“日本の名曲”の選曲・アレンジ・演奏の依頼を頂いた。 オリジナルも書き続けていたので、その10曲も入れたら、 自分で言うのも何だが、かなり幅広く使い物になる力作になるに違いない。 そこで先日選曲もし終え、アレンジに取りかかっているので、 家に引きこもりっぱなしでシンセにかじり付いて、 アレンジと音作りをしている毎日だ。 (まあ、数ある病の事もあって、いずれにせよ殆ど引きこもっているのだが・・・)
さて、現在頂いているお仕事の日本の名曲、 例えば滝廉太郎とか山田耕筰などの曲だが、若い頃は くさいダサイ、なーんて思って洋楽ばかり聴いていたもんだが、 なかなかどうして、まともに向き合ってみると名曲揃いだ。 単純すぎる故に、アレンジ次第でどこまでも奥深くなりそうだ。 これは、あなどれないぞ。 おまけに、1曲につき最低5分は必要なのだが、 何せ、1コーラス一曲につき数十秒、という曲だらけ。 さて困った。 アホの一つ覚えにように、同じ演奏を何度も何度も繰り返すわけにもいかない。
そこでひらめいた。第1作目のCDでは殆ど1曲の全コーラスを 同じレジスト(音色)で演奏したが、せっかくシンセを使用するのだから、 聴く側が出来るだけ飽きないように、音で変化をもっと付け、 曲を膨らませていこう・・・と。
曲に合った音、前後の曲とレジストも重ならないように、 そしてナレーションが入った時に邪魔をしない、出しゃばらなさも必要だ。 そして何よりも各シーンにも合い、懐かしさを感じて頂ける作品にしたい。 等、色々考えながら、あそこの和音はこうしよう、ああしよう・・・ 試行錯誤をしながら、日がな暮らしているのだ。
しかし何ですな。 こういった仕事は大好きなのだが、何時から何時で終わり! っていうのが無い分、一日中、頭の片隅にこびりついていて、 完全に解放される事が無い。 お台所をしていても、お掃除をしていても、果てはビールなんぞを クィーッっと美味しく頂くときも・・だ。 というか、一杯やりながら弾いていることさえありますな。 どこかにいそうなジャズマンのおやじのように
全く難儀なことであります。 物書き、物作りに携わる人の、これ宿命かも知れぬ。 ・ ・・と、こうして文章を引き延ばし引き延ばしするしか出来ないでいる 今日この頃である。 以上、近況報告なり。ごめんちゃい。。。
<井手の割り込み> これまで弊社では、葬送BGMを80曲送り出しました。 当初の目標である100曲まで後一歩です。(ヨッシャー) あせらず、夏はビールでも飲みながら・・・ 秋は秋で、焼酎でも飲みながら・・・ 冬は冬で、鍋でもつついてまた飲んで・・・ 春は春で、ハナハナハナー(乾杯)・・・ そうしてじっくり熟成させて・・・一年かけてじっくりやりましょう。
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投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年08月21日 14:08
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