さて、九州から娘と2人で戻った翌日から2日間研修に入る。
都内のある葬儀社様での葬祭ディレクター受験対策研修だ。
[司会]と[説明実演]の2科目だけでトータル12時間に及ぶ超ハード研修。
何せ1級受験者ばかりが14名。
ご用意させていただいた資料が膨大で(過去最高)、
そのテキストは、材料費だけで一冊あたり1,200円というではないか。
材料費だけでだよ・・・超高級テキストだねえ。
名付けて[セレブテキスト2005・スペシャル]ってのはどや!
それとも[葬祭Dテキスト叶姉妹バージョン]ってのは?
しかし価格だけではなく、その中味もボリューム満点で充実していました。
それだけに2日目の午後にもなると、受講生の意識も朦朧として、
普段から頭を使っていないのが(失礼)・・・かなり堪えたようですな。
(湯気が立っている人もいましたよ)
いやあ、お疲れ様でございました。
全員合格を目指しましょう。
この16日・17日にも直前模擬をやられるとかで・・・、
[司会]と[説明実演]と、直前模擬問題を新たに提供させていただきました。
頑張ってください。
そして中2日で登板した私は、今度は巣鴨の[駿台トラベル&ホテル専門学校]
にあるフューネラルビジネスコース(ライフステージ・プロデュース学科)の会場をお借りして、全国からお集まりいただいた受験予定者と、
(北は北海道、南は大分でした)2日間の講習に入りました。
初日終了後は、セミナー主催の綜合ユニコムF編集長が
【FUNET】関連の打ち合わせも兼ねて顔を出されたので、
事務局のK氏とK氏の部下でクールビューティのS氏との4人で、
巣鴨駅前の沖縄民謡酒場で暑気払い。
(こうなったら毎日が暑気払いだー)
やっぱ、泡盛とシークァーサーは相性抜群だね。
(ハナハナハナー・・・これ乾杯という意味です)
F編集長は未だに大学で葬祭関連の事を学ばれている様子。
ちらっとレポートの下書きを見せてもらったが興味深い内容が満載でした。
皆さん生涯学習ですね、偉いわ。
程よく酔っ払ったところでお開き。(2日目もあるしね)
明日は加藤がアシスタントで入るので、是非また連れてこよう。
きっとライブを聞いて血が騒ぐだろう。
帰宅すると、家内と娘がソワソワしている。
手に持っているのは、私の通知表が郵送されてきたらしい茶封筒。
差出人は、中央仏教学院である。
果たして卒業(中央仏教学院専修課程・通信3年)できたのだろうか?
ここでジタバタしたら父親としての威厳が保てない。
<以下の会話は想像してください>
「何だよ、勝手に開けてもよかったのに」
と、やおらスーツを脱ぎ捨て余裕をぶっこく私。
「ホント、いいの?」
と全く無邪気な娘。
「お父さん、結果でジタバタするような男じゃないから」(カッコイイ!)
「じゃ、開けるよ」
ビリビリッ。
「あっこら、綺麗に開けろよっ、変に破くな」
「あー、なんか出てきた」
「見せろ、こら見せろ」
・・・とまあこんな会話の後に、ジャジャーン!
[ご卒業おめでとうございます]の文字が躍っていた。(桜吹雪)
3年間で全24科目、一つも落とせない。
しかし、振り返れば意外と簡単だったような気がしている。
(気が早い私は、もう次は何を学ぼうかなと思っているのだ)
「わあっ、お父さんお坊さんになるの?」と、娘ははしゃいでいる。
「ツルツル?」などと、人の頭に視線を向けて想像しているようだ。
(よっぽど楽しいらしい)
それにしても・・・いよいよ釈珍念が現実味を帯びてきた。
今度は所属寺を決めて、得度習礼(しゅらい)に行かねばならぬ。
(これが難関だ)
つまり、所属先が決定しなければ正式な坊主ではないのだ。
(喩えは悪いけど、何処かの組に所属しなければ構成組員でないのと同じ)
中仏の専修過程卒業者は、いつでも得度出来ることになってはいるが・・・。
取り敢えず、10月17日京都聞法会館での卒業式には出る予定だ。
(また皆と祝杯挙げるんだろうな、どうして僧侶は酒が強いのかな?)
得度した後は、教師資格(一般に言う住職の資格です)も目前である。
でも[浄土真宗本願寺派 入曽山 MC寺]では、檀家も集まりそうに無いね。
しかし今後は心置きなく坊主の悪口も言えるだろう。
(すぐに破門になるかもね)
研修2日目。
前日にたっぷりと油を差した私の口はすこぶる滑らかである。
無事卒業ということで、再びパワーが注入されたみたいだ。
仕事キッチリでフル回転、夕方の6時頃には終了と相成った。
全国各地へ戻って行かれた受講生の皆さん、大変お疲れ様でした。
(流石にテキストの評判は良かったわ)
今度は本来の司会の研修に是非いらしてください。
その前に、合格してからね。
さあ、では今宵も沖縄民謡酒場へレッツゴー。
昨日のメンバーでF編集長と加藤が入れ替わっただけ。
総勢4人でハナハナハナー。(メンソーレ)
ウルサイおばさんが1名加わっただけで賑やかである。
(ライブを目の前にして、加藤の血は騒いでいたようだ・・・やっぱりね)
沖縄民謡に耳を傾けながら、泡盛をクイックイッと。
明日から少し休めると思うと気が緩む。
今月の研修は残り2回のみ、遅い夏休みが来た感じである。
そろそろ家族サービスを考えねばならない。
まあ、取り敢えず今日は心置きなく飲むかということで・・・。
7月から8月6日までのひと月ちょいで、17日間の研修会をこなした。
前泊で現地に入ることも多く、この間ゆっくり家で過ごした記憶が無い。
これを昨年は[プチ家出状態]と言ったけれども、今年は違う。
[プチ出家状態]だあ! んー、いい響き。
というわけで、この時点で私は完全に夏バテ状態。
その後については、また近いうちに。(by 釈珍念)
<井手の割り込み>
早速明日から、司会の研修会で愛知県に行ってきます。
詳細はまたレポートします。
それにしても、戦後60年目の8月15日(昨日)正午に
黙祷を捧げた人はどれくらいだろうか?
武道館の全国戦没者追悼会、千鳥ケ淵墓苑の戦没者追悼会(身元不明の戦没者)
と命の重みを考えさせられるセレモニーが行われたが・・・。
武道館の全国戦没者追悼会には、戦没者の両親は
一人も参加者がいなかったとニュースは伝えていた。(初めてのことらしい)
政治思想は抜きにして、業界として何か役割を果たせないものだろうか?
いろいろと考えさせられる一日だった。