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2005年08月13日

久し振りのエッセイ (井手 一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

ご無沙汰しておりました。
ホントに久し振りのエッセイです。
ハードスケジュールの7月・8月も峠を越えて、やっと落ち着きました。(フー)
これからは9月・10月とそれぞれ月5件程のセミナーが控えており、
その後は緩やかに、少しゆっくり出来る季節を迎えます。
お盆を迎え、何となく猛暑も一段落した感のある東京、
時折朝夕の風が涼やかに感じられますね。

さて、この間のセミナー報告をさせていただきましょう。
まずは7月下旬の宮城県。
(仙台の七夕に掛からなくて良かった・・・新幹線が大変だから)
ここは受講生同士のコミュニケーションがとても良い感じ。
しかしながらノンビリ屋さんが多く、葬祭ディレクター試験には弱そう。
[いい人]は試験には弱いということか。
今年こそは、何とか頑張ってもらいたい。
幸い今月の下旬に別件のセミナーでもう一度宮城へ向かうから、
思いっ切りはっぱを掛けとこう。(宿題も出してあるしね)

次は同じ週に博多で行われた、福岡・佐賀・長崎の合同研修会。
幕張のO講師と共に呼んでいただいた。
宮城から自宅に戻った次の日には九州へ向かう慌しさだが、
やはり地元の九州は落ち着く。
しかしながら九州の日没の遅さには改めて驚いた。
(こんなだったっけなあ)
7時半を過ぎてもまだ野球が出来る程度の明るさがある。
東京とは1時間近くの日没差があるのだろうか。

蝉の大合唱も東京とは比べものにならないウルササだ。
そういえば夏の撮影時にはいつも蝉の鳴き声との戦いがあったなあ。
本番前には市販の打ち上げ花火を上げて、
一瞬蝉が怯んだ隙にカメラを回していたっけ。
地方へ行けば、蝉の声は僕らが幼い頃のままである。
(九州の蝉・・・たくまし過ぎ)

賑やかなイメージとは裏腹に、九州の受講生はいつも大人しい感じがする。
意外と真面目な方が多いのだ。(私がそうでーす)
ここへ来ると自分の話す言葉の中で、九州の方言が占める比率が急に高まる。
あっという間に戻ってしまうのです。

前泊で博多の指定されたホテルに入り、取り敢えず街を散策。
何を食おうか迷った挙句、結局はいつも通りに[山頭火]のトロ肉ラーメン。
んー、うまいけど九州でこんなに人気が無いのは何故だろう?
渋谷店では行列が出来ているのに・・・。
それにしても博多の街のラーメン屋の数の多さには驚く。
屋台はもちろん、街中にもラーメン屋がひしめいている感じだ。

初日の講習会終了後、暑気払いで事務局のN氏にお誘いいただいた。
地方へ行けばシャッター商店街をよく見かけ、景気の悪さを実感するものだが、
この博多の街にはそんな気配は微塵も無い。
夜の街行く老若男女は元気そのものだ。
それから若い女性の大胆なファッションにも驚く。
都会センスと南国風のマッチした・・・んー、女性が美しく見えますなあ。
(地元の贔屓目もあるかもしれませんが、博多は美人が多いような)

2次会と称して中州でクラブ活動をした。
凄い人込みだ(人ゴミも一部存在したけど)。
綺麗なお姉さんが席に着くと、O氏なかなか元気である。(私も同じ)
講師は分かりやすくて、正直な人が良いのだ。(納得)
で途中でお姉さんがチェンジすると、好みではなかったのか???
O氏眠りに就いちゃった。(分かりやす過ぎ)

まあ楽しいひと時を過ごした後は、明日の講習も控えていることだしと、
早目に切り上げ(10時過ぎかな)店を出た。
ホテルに向かって歩いていると、日本初の会員制ラーメン店で名を馳せた
こだわりのラーメン屋「一蘭」の暖簾が揺れている。
・・・またまた事務局のN氏にご馳走になってしまった。
なかなかうまい。
でも私は、東京の「青葉」や「えるびす」の方が一枚上の印象を持った。
味は、佐賀神社前の「一休軒」のラーメンを上品にして、辛味を増した感じ。
(マニアックな批評でごめん)
いずれにしても、博多は屋台とラーメンの街だ。
あんなに大都会なのに、下駄を履いて歩いても違和感を感じさせない
そんな雰囲気がとても良い。
少しばかり、九州に帰りたくなったなあ。

2日間の講習はみっちりとやらせていただいた。
昼食時間を30分程度で済ませても誰も文句を言わない。
これが都会の研修会なら、「やれ休み時間が少ないだ」の、
「お昼の弁当がまずい」だの・・・くだらないアンケートが返ってくる。
よしよし、九州人はそこがよかとこたいっ!

実はこの九州への旅では、中学2年の娘が夏休みを利用して、
私より一足早く、一人で福岡の親戚の家に遊びに行っていた。
研修後に私と合流したのだが、その車中で見た珍しいつり革。



こんな円形状のつり革は、都内には存在しない気がします。
地方では珍しくないのだろうか?
だってラッシュの時に人が円状に並べは、何かおかしな気がしますけど・・・。
(フォークダンスじゃないんだからさ)

それから納骨堂へ娘と二人でお参りしてきた。
今回の目玉は、私が[初お勤め]をすることである。
もちろんお経本を持参してきてある。
外に声が漏れたら恥ずかしいので、納骨堂の扉はピッタリと閉じて、
汗をびっしょり掻きながら読経してきた。
娘には、どうせ誰もいないのだから、自分がここだと思ったところで
適当にリンを打ってもいいよと言っといたが、流石に遠慮して打たない。
いやあ、珍しく親孝行が出来た気分で、いとよろし。
チン、南無阿弥陀仏!
ついでに本家の仏壇もご覧あれ。



残念ながら心霊写真とはならなかったが・・・。
心霊写真でも、死んだ父が現れるなら会いたい気分だ。
まあ私がお経を読んでいたので、驚いたのは向こうだろう。

そしてゆっくりする間もなく7月31日、翌日から研修会があり急いで帰京。
帰りの車中は娘と二人で新幹線を選んだ。
何せこの娘、とても座持ちが良いのだ。
(食料品に例えれば保存食か?・・・持ちが良い)
・・・単におしゃべりというだけかもしれないが。
小倉から品川まで5時間弱、ビールも飲まずに弁当だけ食って
まったく退屈しなかったのは奇跡に近い。

こうして嵐の7月が幕を閉じた。
8月の研修報告はまた後日・・・では。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年08月13日 00:11

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