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2005年09月14日
これまで葬儀の司会を務めてきて、辛いのはやはり若い方の死です。 先日担当した葬儀は、50代後半の女性でした。 くも膜下出血で急に帰らぬ人となりました。 お子様も成長されていて心配はないのかもしれませんが 今の長寿社会から見れば早いと言えます。
さて通夜でお勤めをされた天台宗のご住職。 打ち合わせではお経30分、法話20分と言っておきながら、 お経を読むより興に乗ったのか次から次へと淀みのないお話となり、 最初は皆ありがたく聞いていたのですが、 (話が長すぎるので)さすがに欠伸(あくび)はするわ、モゾモゾと動くわ、 見るからにその表情も早く終われとばかりになってきました。 何しろ18時から19時の予定の通夜で・・・ お経が30分、法話が35分の構成となってしまったのですから。
私の知る限り、さっさと終えて帰りたがるご住職の方が圧倒的に多く、 大きく時間を過ぎてまで話をされる人は今回が初めてでした。 (それはそれでありがたいことなのですが) 内容が故人に密着していればまだしも、 途中から仏教大学の講義を聞いているようになり、 お経はお釈迦様の弟子が書き残したもので、 インドのサンスクリット語かパーリー語で書かれており・・・、 なんてところまでいくと、聞く方は大概どうでも良くなってしまうものです。
ありがたい法話も、度が過ぎるとありがた迷惑??? 御導師・・・誤導師にならぬよう宜しくお願いします。
ただ、法話が少し長すぎたことを除けば、大変良い御通夜でした。
<井手の割り込み> 法話の練習をしたことのある方なら分かると思うのですが・・・、 法話ってつい長くなってしまうのですよ。 これはどんなに偉い先生でもよくあることでして、 例えば田舎のある寺の法話会に呼ばれた大先生が、 自分の持ち時間を大きくオーバーして、 次の方に大変な迷惑を掛ける事は珍しくありません。 田舎ですと、バスや終電の時間の都合もあり主催者(寺院)は冷や汗ものです。 内輪の話ですが、そういう先生は徐々にお声が掛からなくなると聞いています。 私も卒業の時の注意事項で先輩から教えていただきました。
ポイントは、10分の法話なら5分のつもりで構成すること。 しかも、必ず下書きをして、ポイントは一つに絞ること。 対象者を考慮した内容とテンポを意識すること・・・etc。 そして時間が短いほど法話は難しいと言われているのです。
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投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年09月14日 23:02
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