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2005年11月28日

追悼文が出された社葬を見学に(工場長)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

追悼文が実際に出される現場を見学に行くことがあります。
様々な葬儀形式で追悼文は出されていますが、
今回見学させていただいたのは社葬の仏式、通夜でした。

2年程前に一度行ったことがあった葬儀会館だったので、
特に地図とか調べずに行ったのですが、…油断でした。
改札から逆方向に歩いていたみたいで、
余裕を持って、最寄り駅に予定の30分前に到着し、
汗だくで、葬儀会館に予定の30分後に到着しました。

街中の会館だと、案内看板が立っていないこともあるのですね…。
(景観とかに影響するのでしょうか。)
お店の人に聞いてみても、「知らない・聞いたこと無い」と…。
確かに、葬儀会館がランドマークになることは無いか。
…反省です。

さて、なんとか会館にたどり着き、
目立たないように葬儀を見学させていただきました。

 

一般的な白菊の祭壇。
ライトの使い方次第で、すごく綺麗に見えます。
供花の数は100程度あったと思います。
会社関係の供花が多く、社葬の雰囲気が漂っています。

 

受付には、社葬の会社の方々が5,6名おられました。
追悼文を配っていただいただけでなく、
今回は「3つ折タイプ」の追悼文だったので、
開式1時間前に、皆で一緒に折って頂きました。
(他にも社員の方は沢山おられたので、500枚はあっという間でした。)
ありがとうございます。お世話になりました。

しかし…、
開式30分前になっても参列者が少ない…。
受付の人からも、「ちょっと少ないね」という声。
社葬ということを考えれば、参列者の多くが会社員(役員級)。
平日の18:00~は、少し早い時間かもしれません。
そのまま、幾分参列者が少ないまま、開式しました。

ちなみに、司会は弊社の石川さん。
「故人様には、遺された皆様からのありがとうの声が聞こえているのでしょうか。」
私の記憶ですので、正確なフレーズではありませんが、
石川さんが読むと目頭が熱くなる素敵なフレーズです。
石川マジックの一つですね。

 

そうこうしているうちに、一気に参列者が増えていました。
100人程度の方が列を成していて、焼香を待っていました。
その待ち時間に、FUNETの追悼文が読まれています。
(追悼文を見学すると、いつも起きている事ですが。)
参列者が、一度は鞄にしまった追悼文を取り出して読み、
次第に追悼文を読む人が増えていく。

それはまさしく、焼香前の偲び。
参列者が祭壇に向かうのは、焼香の時だけ。
そんな葬儀も多くなっているのではないでしょうか。
(特に、都市に近いほど。)
その貴重な焼香の前に、どれだけ気持ちを故人に向けられるか。
それが、その参列者にとって良い葬儀だったかどうかを、
印象付ける大きな要因ではないかと思います。

社葬の通夜は、無事に終了。

追悼文の反応も、上々だったと思います。
担当者の方からアドバイスも頂きつつ、
今後のFUNETに反映させていきたいと思います。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年11月28日 13:08

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