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2005年11月16日

新規オープン葬儀社をサポートする(加藤直美)・・・追記(井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

綜合ユニコムさんのチームによる新規オープン葬祭ホールに向けて
「スタッフトレーニング」のお手伝いがはじまった。

 

ある地方でこの冬に新しく葬儀社がオープンする予定。
弊社司会の井手講師と私の接遇でスタッフ教育のお手伝いすることになった。
先日その第1回研修会が行なわれた。
最近大きな市と合併された地方都市、エリアの死亡人口(約600)に対して、
近い将来にはいくつもの葬祭ホールが競合することとなるらしい。

この数年、葬祭ホールの建築ラッシュがあり全国で素晴らしいホールが建った。
近年の傾向は、家族葬中心の家庭的なフューネラルハウスのようなものらしく、
これも又全国で、今までにない「新しい形の葬祭ホール」が建ち始めた。
ホールが進化すれば、その中にいる人々も進化をしなければならない。
経営のコンセプトをどこまで形として実現できるかが、
スタッフの肩にゆだねられるということだ。
ハードもソフトも、今までの古い体質を削ぎ落とし、次世代の葬儀をどこまで
追求できるのか、これからの競争をどこまで乗り切れるのか、
色々な意味で本物が生き残る時代が来たということだろう。

今回は、井手講師の司会研修と私の接遇研修が1パックで1日研修会となった。
受講生は、これから葬儀の世界に入って行く新人や、
すでに経験のある方々の十数名。ホールオープンまでの時期はとにかく忙しい。
これまでは様々な事務処理や備品の確認、業者との折衝の日々であったらしい。
机に向かって数時間を過ごすのは久し振りのことだろう。
ここで改めてオープンに向けた心構え、気持ちの持ち方に向き合うことになる。
受講生はサポートチームの数名が見守る中で、結構緊張している様子だった。

新規葬儀社のオープンに当たっては様々な紆余曲折があったと思う。
地方都市の中で競合する他社の興味深い目にさらされることもあるだろう。
しかしすでにやるしかないところまで来ている。
今の時代、頑張る会社、頑張る人が生き残って行く。それは明確だ。
私は接遇という切り口で、新しい葬儀社の皆さんをこれからも支えて行きたい。
いつでもどこでも、「頑張る人を応援したい!」と私は思っている。
次回は2週間後だ。皆さん頑張れ!ファイト!

<追記 井手一男>

 

研修前に、建設中の葬祭ホールを見学させていただいた。
完成図を想像しながら、この真新しいホールで執り行われる葬儀をイメージし、
更なる研修への意欲が湧いてくる。

建築現場は懐かしい・・・その昔のまた昔、葬祭のアルバイトを始める前は、
友人が親方を務める積水ハウスの現場で大工をして生計を立てていた。
足場を組み地下足袋を履いて屋根に上り、骨組みだけの細い鉄骨の上を
右に左に自在に歩いていた。(今なら怖くて出来ないだろう)
柱を運び組み立て、図面を見ながら集合アパートや家を建てていたものだ。
夏は真っ黒に日焼けし、冬はガタガタ震えながら現場に通った。
その頃の家は、もう雨漏りしているかもしれないなあ。(ごめんなさい)
何せ、10時と昼と3時に休みがあって、昼食後はいつも昼寝をし、
ハードワークにもかかわらず、私は太り続けた。(筋肉だぜ)
空中5メートルにある30センチ程の道板で、平気で昼寝をしていたものだ。
実は肉体労働大好き人間なのです。(ガテン系)

研修後・・・こちらの期待も意気込みも、頭から冷水を掛けられたようだ。
スタッフの人数は揃っている、しかし大丈夫だろうか?
新規オープンで皆のやる気も充分に伝わって来るが・・・。
甘い考えで取り組んでいる者はいないか、本気で葬祭業務にのめり込めるか。
当然だけど、一人一人の力量もチームワークもまだまだ不十分。
強力な推進力を持つ者もいないようだ。
正直第一回目の司会・接客研修を終えて不安ばかりが先に立ってしまう。
自分が難しく考えすぎているのかも知れないが・・・。

研修後の感想としてはレベルが低い。
過去10年の司会研修の中でも、かなり低レベルのメンバーとなるだろう。
しかし葬儀未経験者がこれだけいると、無理もない。
短期間で、ここから何処まで盛り返せるのか。
「課題」や「おみやげ」は残してきた。「気持ち」が実務の「形」となって表れ
るのに、ある程度の時間は掛かるだろうが、しっかり取り組んでもらわないと
・・・このままではどうにもならない。

私も研修に与えられた時間が短いので、より効果的な方法を模索している。
次回が勝負だ !
皆さん、死ぬ気で取り組んでください。

<おまけ>
ゴリラは皆血液型がB型って本当 ?
(中学生の娘が言っていました)
で・・・ガッツ石松さんは・・・O型だそうです。(笑)

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年11月16日 13:26

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