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2005年11月10日

老人ホーム落成祝賀会の司会 (石川 元)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

老人ホームと言うと都心からほど遠く、やや暗めの印象がありますが、
この介護付有料老人ホームは駅から10分。
駅周辺には、大手の高級デパートが林立しとても便利なところにあります。
館内の設備は最先端をいくような近代設備が取り入れられ、
しかもお部屋内は、自然で溢れています。
例えば、熱帯魚や観葉植物、木製の家具
(ラウンジのテーブルはトチ材を、それ以外の家具にはナラ材)等、
落ち着いたくつろげる空間と、温かみがあって自然の香りがする
コーディネイトが施されています。
また、屋上には「バタフライガーデン」を作るために植樹作業も進められ
緑多きガーデン・「自然との共生」がテーマになっている施設です。

  

私の老後の夢は、こんな老人ホームに夫婦で入る事。
3食、介護付・・・。
主人にしっかり貯蓄をしといてもらわないとね!

この老人ホームの落成祝賀会の司会を担当させて頂きました。
多目的ルームに紅白の幕が張られ、天候にも恵まれたので、
テラスも式典会場の一部になりました。

ある葬儀社様からの祝賀司会の依頼だったので、(私は以外と多いのです)
顔見知りのセレモニーレディー派遣会社の社長さんにも会いました。(女性です)
最近パーティーコンパニオンさんと葬儀のレディーさんが、
本来の持ち場以外での現場で活躍しているのをよく見かけます。
まぁ、私もそうですけどね。
(どちらが本来の持ち場なのかも、よく分からない)

  

今日の式典では、播種式(はしゅしき)がありました。
前述の通りこの施設は、少しでも多くの自然をお年寄りに提供していく
と同時に、この施設に使われた木材をこの施設で育て、
森に返す事をコンセプトとしています。
今日の落成式にトチとナラの種を撒く儀式が執り行われました。(播種式)
ナラはどんぐりの一種で、大木に成長するまで
300~400年かかるそうです。(気が遠くなりそうですね)
採光がないと育たない植物なので、親の木の下に落ちたどんぐりは、
芽を出す事は無く絶滅し、リスなどにさらわれ食料として貯蔵された
運のいいどんぐりのみが、まれに芽を出すのだそうです。
関係者の話だと今日撒いた種が発芽するのも低い確率・・・。
そう考えると別に珍しくも何ともないどんぐりの木ですが、
奇跡に近い誕生を成し遂げている訳で・・・ほんと生命の奇跡を感じますね!



また、式典の中では、従業員さんたちの決意表明などもなされ、
運営協力者・職員さんが一丸となり、最高の最上の介護を・・と意欲満々です。
私にとって、今年2件目の老人ホーム落成式の司会。
高齢化社会に向けての準備が進められているのを感じます。

<おまけ>
これは私の足ですが、靴の上に布製のカバーをかぶせているのです。(土足厳禁)
スーツ姿にこの足はないんじゃないの!?
まぁ、グッドアイデアだとも言えますが・・・。


投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2005年11月10日 15:42

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