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2006年01月23日

司会とBGM (石川 元)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

新年の喜びに結婚の喜びが重なり、幸せ一杯のお2人です・・・。
今日は、ブライダルの仕事始めだ。
ブライダルの司会を始めて、早15年!
定期的に毎週入ってくるブライダル司会の数は
トータルして楽に1000本は超えている。
次に何をすればいいか?どんな事を言えばいいか?
考えなくても体と口が、自然に動いていくのだ。





しかしブライダルも年末年始は、お休みになる。
久々の仕事復帰になると
「あれ?次何をすればいいんだっけ?」
「あぁ、そうだ、そうだ」
たったの何週間かしか空いてないのに完全に錆び付いている。
いかに普段惰性で仕事をしているかが、よく分かります。
(改めないといけませんね)
ホテルスタッフも同じような事を言っていた。
鈍ってる!!

ブライダルの初仕事を終えると外は暗くなっていました。
気を引き締めて今年も頑張りましょう。





司会に関して、私の昨年の仕事納めも今年の仕事始めも「音楽葬」だった。
年々、無宗教葬・音楽葬が増えてきているようですが、
音楽葬だとシンセサイザー奏者が生演奏をしてくれる現場も少なくありません。

最近お世話になっている葬儀社さんにとても上手いと思う奏者さんがいます。
故人のお歳に合わせての選曲、また次の式次第項目に移る時、ここは、雰囲気
を変えたいなと思って間を取っているとタイミングよく曲を変えてくれる。
大まかな打ち合わせしかしなくても、司会と奏者の思惑が上手く一致するのだ。

また先日の中3の男の子のお別れ会では、献奏でオレンジレンジの「花」を
ほとんど原曲に近いくらいの迫力で弾いていた。(かっこよかった)
聞かせどころは思い切って、引くところは伴奏をアレンジして・・・。
ナレーションも凄くやりやすい。

反面、せっかく生演奏をしているのに、これならCDを使った方が
よっぽど効果的なのに・・と思う奏者さんもいる。
勘違いをしているのか?手を抜いているのか?
葬儀だからといって、メロディーラインだけを単調に弾き、
音も小さく自分のペースだけでただ演奏している奏者さん。
(有線をかけているのと変わらない)
献奏でさえ、全く想いが伝わってこない。
そして、ナレーションもすごくやりにくい。

今日、司会を担当させて頂く新郎・新婦は、BGMに凝っている。
歓談中のBGMまで、すべて2人でMDを作ってきた。
BGMのこのフレーズがきたら、このコメントを言ってくださいと
少々面倒くさい事も言うが、出来る限り注文に答えられるように
音響さんとの打ち合わせを抜かり無く・・・。

ブライダルも葬儀も音響効果は、思いの他大きいものです。
生演奏が入らない場合は、それぞれの葬儀社さんのお決まりのBGMを
流されているのでしょうが、ぜひBGMも見直してほしいな・・と思います。

宣伝で恐縮ですが、綜合ユニコムさんから発売中の
加藤先生と関谷さんの2枚組みのCDは、ほんといいですよ。
葬儀の現場で奏者さんが入っていない時には、
いつもこのCDをかけさせて頂きます。
(葬儀の時には、いつも持ち歩いているんだぁ。)
そう言えば・・・最近関谷エッセイが出て来ないけど!
京子ちゃ~ん!元気かいっ!?


<井手の割り込み>
昨日に続いてまたBGMの話題ですけど、実は関谷さんにも楽曲を依頼してます。
現在、楽曲の修正に入ってますので忙しいのでしょう。
エッセイにはその内登場します。(きっと・・・関谷頼むぞ)

石川は、今日音楽葬の出棺。
ところが生演奏は入らないとのこと。(残念)
Iさんの演奏力によって、石川の司会が随分と助けられているのに・・・。
実は私も現場で、今日は出棺です。
写真掲載やレポートの許可が出れば、ご報告します。
というわけで忙しいから・・・ちょっとだけ。

「負けず嫌い」と「食べず嫌い」・・・意味を比較して何か変だと思いませんか?
負けず嫌いは、負けることが嫌い。
食べず嫌いは、食べてないのに嫌い。決して「食べることが嫌い」ではないのです。
どっちの日本語が誤りなのか。

黄泉の国・・・どうして「黄泉」で「よみ」と読むのか。
映画にもあったけど、「よみがえる(黄泉がえる)」⇒ 黄泉から返る。
(黄泉がえり・・・結構感動したわ)
中国では、死者の国の源流に黄河の泉があると考えられていたそうです。
それが日本に伝わって・・・。
ところが日本では、死者の国を当初「夜見国」(表記に自信なし)「よみのくに」と
字を当てたらしいのですが、それが闇(夜見)に通じていたからだとか。
それにしても、中国の死者の国の感覚と、日本のそれでは大違い。
中国は、生命の源「黄河」の源泉だし、日本は「闇の国」というんだから。
日本人、暗いねえ。

私がよく話題にする「ヤクザ」の話。
ヤクザのことを893(やくざ)と、語呂合わせのように言ってますが、
本当は意味があるのですよ。
8+9+3=20で「おいちょかぶ」で最悪・・・役に立たない数字なのです。
語源はこの賭け事にあったのだ。
江戸時代から「八九三」という言葉があったらしいですよ。
もうひとつの説は、厄介ごとを請け負ってくれる人・・・つまり「厄座」。
この言葉に語源説を唱える人もいますが、さて・・・どっちだろうねえ。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年01月23日 16:43

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