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2006年01月13日
昨年は、12月29通夜、30日葬儀が仕事納めでした。 埼玉県新座市で自宅葬ということで、司会を頼まれました。 自宅といっても司会が立つところは、縁側の脇あたり、 地面からシンシンと冷えてきて、足がフリージングされてしまいました。 歩くのもやっとでしたが、思い切って通夜が終了後は 体が温まるまで駅への道を走って行きました。本当に寒かった!! しかし、風邪もひかず何とか2日間のりきりました。 ご自宅の敷地は広く、祭壇も須弥壇という立派なものでした。 700人くらいの会葬者が見込まれていましたが、 実際そこまでは多くなかったにしろ立派なご葬儀でした。 84歳の女性の方で、農業とその他にカラオケなど事業もなさっているお宅でした。
菩提寺は2,3分のところにあるにもかかわらず、通夜の日(18時からの予定) 導師は18時をまわってからご到着。 葬儀のときも10分前と、土地柄なのでしょうか、のんびりといらっしゃいました。 のんびりというとご住職は年のせいなのか歩くのもおぼつかず、 一つ一つの動作に時間がかかり、立っているときは足がふらつき、 脇導師はまるで介護役といった感じでした。 一般の企業ならとっくにリストラされてしまいそうな・・・。 しかし、修行を積んでいらした方々には定年などないのでしょうか。 親族の方々も故人に思いを馳せるどころか、ご住職のことが気になって仕方のない様子。 ご住職が立ち上がった瞬間などは、皆が息を飲み、ハラハラの連続。 ご住職退場後、胸を撫で下ろす一幕も・・・。 お疲れ様でした。
葬儀の厳粛な雰囲気を一人で壊して下さったご住職様。 どうぞ、くれぐれも・・・ 自分以外のご葬儀でお勤めの最中に倒れないようお願い申し上げます。
2005年はこうして暮れ、 2006年もまたまた個性溢れるご住職に遭遇することを楽しみに (できれば遭遇したくないが)経験を積んでいきます。
<井手の割り込み> 皆さんニュースです! た、タ、橘が、メールに原稿を添付(貼り付け)して寄越しました。 こんな身近なところでも、IT化の波を感じますね。(ビッグウェーブだぜ) 巷のオバサン族にも、ついにIT化が・・・ 橘の場合の「IT」は、「いつか、橘でも」の略かもしれませんが。(笑え)
しかし・・・相変わらず、言うこと「キツイ」ね、ブラックだね。 そして今日は13日の金曜日・・・。(不吉) それにしても橘は、不思議と住職(導師)に恵まれないんだよね。 やっぱり、普段の行いが物を言うんじゃないですか。 「終わり良ければ全て良し」ならば、 「終わり悪ければ・・・」どうなるのよ!(もう年が変わったから平気)
さて、僧侶の高齢化という問題は宗教界でも取り沙汰されていますが、 それよりも深刻なのは、宗派を超えて寺院の崩壊が進んでいるということです。
繁栄を謳歌した寺院仏教の葬儀や法要主体の寺院経営は、 社会の少子高齢化によって瀕死状態に追い込まれつつあります。 今後の10年余りは団塊の世代の葬儀・法要が増えますが、後はお先真っ暗。 追い討ちを掛けるようにお墓の問題もあり、収入の激減は容易に予測がつきます。
そんな寺院を継ぎたいと思う子息が、減ることはあっても増えることはありえない。 ましてや、少子化で寺にしても子供が少ない状況の中、一体どうなるのか。 あるデータによると、20年後の檀家数は現在の3分の2以下・・・。 しかも、その後も減少する傾向にあるとか。 そして一説では、 寺院における「家庭崩壊」は・・・不登校、引きこもり、青少年暴力窃盗、離婚・・・ 一般社会と比較してダントツだとか。(本当なのでしょうか) これには、寺院という小さな社会の制度疲労の影響も多大らしい。
おごれる者久しからず、只、春の世の夢の如し・・・ですか。(ゴオーン) 手書きの者久しからず、只、貼るのよyou・may今年 (チン、下手くそっ)
おまけ 先日紹介した、橘の義兄の書物。もっと詳しく紹介しろという指令が下されました。 「中国4000年 弱肉強食の法則 驚異の繁殖力の秘密」です。
講談社より、定価:本体\1800です。 著者 徳田 隆 (とくだ りゅう) その他訳書に「中国人の死体観察学」「敦煌の夢」「東周英雄伝」などがあるようです。 (読んでやってちょ)
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投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年01月13日 16:51
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