« 「ビハーラ」と「ホスピス」(井手 一男)と(加藤 直美) | メイン | 葬儀司会を終えて (橘 貴美子) »

2006年01月12日

私の悩み (石川 元)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

もう10年以上前から3ヶ月ごとに縮毛矯正をしているので、
それ以降に知り合った方々は、私の事を直毛だと思っているらしいが・・・。
私の毛髪は、硬い・太い・根性曲がり(クセ)と3拍子揃っていて誠に厄介だ。
15年ほど前から、ハビット・マックス・リペアと様々な縮毛矯正
(ストレートパーマー)が開発され快適に過せるようになったが、
それ以前はストレートヘアーにするために涙ぐましい努力を続けてきた。
パミーロール・板付きのストレートパーマ・美容外科にも通った事がある。
しかし今のような効力のある結果は得られず、外出する寸前まで
毛糸の帽子をかぶりボリュームダウンを試みたり、
トリートメント・ヘアーアイロンと常に気を遣ってきた。
勉強をしていた時間より、ドライヤーをかけていた時間の方が明らかに長いだろう。



若かりし頃に「好みの男性は?」と聞かれれば
迷うことなく「髪のきれいな人」と答えていた。
主人は、脳天に天使の環が出来るほど髪がきれいな人だ。(以前はね)
わが子にこの厄介なクセが遺伝しては困る。
本能的にストレートの素直な髪質を持つ男性を好んでいたのかもしれない。
それほど自分の髪質にコンプレックスを持っていたのだ。

娘を出産した直後、「元気な女の子ですよ」と言われ
「ちょっと私に赤ちゃんをよく見せてください」とまず髪質のチェックをしたほどだ。
わが子の髪質は、細い・栗色・ストレートだった。
(ほんの少ししか生えていなかったが)
「よっし~ゃ!」(くせの方が優性遺伝なのにデカしたわ!)
私の幼少の頃の写真を見るとパイナップルみたいだった。

しかし娘のストレートヘアーは長くは続かなかった。
思春期を迎えるに従い、硬い・太い・根性曲がりと、
次第に私の髪質の遺伝子を受け継いでいったのだ。(ガックリ)
そして今では、私の髪質と同じになった。
お風呂上りのドライヤー争い・艶々サラサラのうたい文句に誘われ購入する
トリートメント合戦・もちろん縮毛矯正とライバルが増えただけ。

仕方なく先日も2人揃って美容院に行って来た。
私はマックス、娘はリペアと、差を付けているが
娘も私と同じマックスの縮毛矯正をかけたがる。
私らの髪質にとってマックスが一番、ツヤが出るようだ。
お金を出すのはこの私、「10年早いわぁ~」(マックスの方が高いのだ)
お年玉を貯め込んでいる娘は、これっぽっちも自分のお金を使わないケチケチである。
(こういうところは、全く私に似てないのにね)

時代の流れに伴いストレート技術も目覚しい発展を遂げている。
今の技術はストレートパーマをかけたところは、
半永久的にストレートを保ち続ける事が出来るが、
次は生え際から出てくる髪々をすべてストレートで生えさせる技術・・・
が開発されないものか?(いくらなんでも無理よね)

そして今後、更には白髪との戦いも始まるであろう。
縮毛矯正に白髪染めは、かなりのダメージになる。
髪に神経が通っていたら痛みで悲鳴を上げることになるだろう。
クセっ毛に産まれてしまった私の悩みは、今後もつきそうにない。

<井手の割り込み>
なんだ、私の悩みって・・・司会が下手なことかと思ったら違うんだあ!
(良かった、良かった)
実はこのエッセイを読んで「なるほど」と頷けました。
石川は地方出張の際、異常に荷物が大きいのです。
「何をそんなに着替えを持ってきてるんだ、オネショでもするのか?」
と、聞いたことがあるのですが、冗談には付き合ってくれず、
(枕が替わると眠れないのかなあ・・・)と思っていたところ、
「ドライヤーとかクルクルとか・・・」とムニャムニャ言ってました。
要するに、髪と戦っていたのですね。(我々男性陣とは別の意味で)
一生頑張ってください。

さて、私も8日に息子と2人で美容院へ行きました。
2年前までは、娘も一緒だったのですが、中学に入って暫く経ってからは
色気づきやがって滅多に付き合ってくれません。
今娘は家内と一緒に美容院へ行っています。
やっぱ、女は女同士でしょうか。(このやろう!)

その代わり、今でも娘のマッサージは私の役目です。
週に3日程度は、肩、背中、腰、足、足裏とマッサージをしながら喋り、
その内1回は耳掻きと顔面マッサージまでしています。
(未だに、首をコチョコチョやって笑わせています)
本格的なものではないのですが、冗談を言いながら娘と遊んでいます。

ずーと昔、役者をしていた頃は自由に髪の毛が切れませんでした。
髪型も撮影に合わせ変える事が出来ません。
当時のタレントで、パーマをかけている人は男でも美容院が月に3回。
1回がパーマで、後の2回はカット。(ホント嫌になるよね)

私はいつも事務所指定の美容院で髪を削いでいました。
見るからに安い安全剃刀のようなものしか使わずに
(つまり鋏は使いません)延々とその剃刀で削いでいくのです。
仕上がりが「美容院へ行きました」という感じがしなくて
私のお気に入りの方法だったのですが・・・。
今は、全然こだわりがありません。
ただ、カットの途中(仕上がりの一歩手前あたり)で、
(今がベストじゃん、もう後はいいからここで止めて)・・・と思うことはあります。
どうして最後まできっちり仕上げたがるのでしょうか。
ですから自分としては、カット後2週間程度が一番馴染んでます。
因みにパーマ屋で読んでいる漫画は、バカボンド、軍鶏、クロマティ高校。
(軍鶏は、橋本以蔵さんの原作だしね)

学生時代野球部だったので、丸坊主にしていましたが、
その後数年ぶりに髪の毛が伸びると、確かに髪質が変わっていたような気がします。
坊主にしている間に、髪質に変化が起こったのか、
それともただ単に、遺伝的なもので変わったのかは不明です。

髪の毛のこだわりはないですが、整髪材のメーカーだけは
18歳の頃からずーと変わりません。
10代から20代はバルカンのヘアトニック、30代はバルカンのヘアリキッド、
現在はバルカンのヘアクリームです。まさにバルカン一筋。
(バルカン星人です・・・ヒャッホー)
これはネタではありません、本当のお話でした。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年01月12日 16:53

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mcpbb.com/blog/mt-tb-funet.cgi/59

(C)MCプロデュース 2004-2013 All Rights Reserved.