ＭＣプロデュース

　


収録は、楽しく・厳しく・ハイペース。
クリエイティブな作業は楽しむことがコツだと思っている。
が、この二人は楽しみすぎだぜ。
ドーナツ食って、コーヒー飲んで、終われば居酒屋の天狗で一杯。
私は車だからウーロン茶。（情けない）

ナレーションのバックに流す音楽は、
弊社で持つ８０曲のオリジナルの中から９曲をピックアップし、
それぞれのトラック別に収録を進めた。
始めにコンピーターに音楽トラックだけを収録しておいて、
レコーディングの際には収録ブースの橘に音楽は聞こえるのだが（ヘッドホン）
実際には橘のナレーションのみを録っている。
そうやって１００以上収録してから、今度は音楽と声とのバランスをとっていく。
気の遠くなるような作業は、それらの一つ一つに、
雑音チェックやフェイドアウトのタイミングを見て処理をしなければならないこと。
収録から一週間後の金曜日にはミックスダウンが終わる予定だ。

FUNETのシステム充実・ユーザビリティを上げるためとはいえ、
今後もかなりの予算を食うことは覚悟しなければならない。
数が・・・何せ数が多すぎる・・・楽に２年は掛かると思う（参ったな）
FUNETに現在格納してある「音声ライブラリ」でも全て聴くのに２時間半を要する。
それでも今回の１００トラックは準備が出来次第アップしていきますぞ。
会員の方はお楽しみに。
嫌になるほどのナレーション漬けで、格段に上達してください。
（ホントに嫌にならないで）


　


そういえば、ジャスラックが何処かの葬祭ホールに請求書を送ったらしい。
（ジャスラックとは日本音楽著作権協会）
詳しい人に聞いてみたら、葬祭ホールで既に支払っている所もあるのではと。
著作権の問題は、今後大きくクローズアップされていくだろう。
葬祭ホールもそうだろうが、特に酷いのはビデオやDVDを作成している業者。
つい先日見たDVDでは、業者の制作であるにもかかわらず、
美空ひばりの「川の流れに」を使っていた。
まったく信じられない。
それが許されるなら、わざわざスタジオを借りて自前で収録などするものか。
弊社のような貧乏会社が、無理をしてまで葬送音楽を手がけるのは、
著作権の問題があるからであって、業界の意識の低さを歎いている。

今日私が担当するご葬儀（昨日は通夜）の故人は、
ここ数日来テレビなどのメディアで紹介されている著名な作曲家だから
特に著作権の問題のことが頭を掠めた。
勝手に使われたら気の毒だよ、皆さん法令は守りましょうよ。
それが業界のイメージアップ・地位向上につながるでしょう。

FUNETの全ての原稿にしたって、著作権が立派に存在するのだ。
画像も自分たちで写真を撮って編集したり、デザイナーに依頼したりしている。
他人の物を勝手に盗用したり、無断使用したりはしていない。
この辺の意識改革は・・・必要ですな。

いくら声高に唱えても無理だから、少々痛い目を見た方が良かったりして・・・。


＜井手の割り込み＞
著作権の問題も違法行為ですので、今日の割り込みは犯罪つながり。
２００２年のデータしかないのですが、各都道府県の犯罪率を。
（数字は人口１０万人あたりの人数です）
日本一犯罪率が高いのは、大阪（３４０８）でした。
２位・・・福岡（３３３５）
３位・・・兵庫（２９４８）
４位・・・千葉（２８０９）
５位・・・愛知（２７５３）
因みに東京は８位（２４７１）で、全国平均が（２２３９）です。
では、日本一犯罪率が低い安全な都道府県は、長崎（９２６）。
この数値はダントツで、二番目に犯罪率が低いのが秋田（１０１８）でした。
３位・・・山形（１１６０）
４位・・・鹿児島（１０６７）
４位・・・岩手（１０６７）
オーイみんな・・・年を取ったら、長崎に集合たい! （ばってん・ばってん）

こんなことしている場合ではないので、ご葬儀の司会に行って来ます。