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2006年02月21日

娘の誕生会 (石川 元)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

我が家の誕生会は、「こんな風に祝って欲しい」とその当事者に発言権がある。
それぞれに「○○の店で食事をしたい」「○○のプレゼントがほしい」という
希望が叶えられる日だ。(高価な店およびプレゼントは却下)
しかし娘は「今年は、家で誕生会をしたい」「プレゼントはお金で」と
言い出した。(何て事でしょう!?)

そもそも私は、COOKINGとやらが好きではない。
満腹感が得られ、栄養素を補えるなら宇宙食でも良いと思っているくらいだ。
そして、私が料理を作ると外食費とかわらない食材費が掛かる。
おまけに(一番重要だが)味の保障はない。
更には、買い物、片づけと面倒だ。

そういうわけで、
「誕生日くらい外食でしょ~!?」と幾ら説得しても娘は
「家でやる」との一点張り。(私が嫌がるのを面白がっている…)
喧嘩ごしに口論が続いたが、結局、誕生会は家で祝う事に。
プレゼントは私が買い物に付き合う事になった。
(主人がお金ではダメ!と言ったのでね。)

誕生会メニューの料理長は、主人、私は助手。
主人が料理長を買って出たのだ。
朝から大手のスーパーまで買出しに行き、昼過ぎから料理を作り始めた。
主人はなかなか料理が上手い。
助手の私は、野菜のカッティングや下ごしらえ・洗い物や雑用だ。
実は、私は以前クッキングコーディネーターのアシスタントをしていた事がある。
主にCMなどで使う料理をいかに美味しく見せるか?という仕事が多かったが、
他には、おしゃれなパーティーのケータリング等で、
お皿選びや盛り付け等も担当していた。
味付けの才能が無いだけで、助手の才能はあると思う。(たぶん)

主人が考えて、2時間ほど掛かり出来たメニューは
・魚介のカルパッチョ
・ビーンズサラダ
・中華スープ
・アサリの麻婆炒め
・バルサミコアイスクリーム
+お酒各種。

メインのお肉が無いが、娘はダイエット中、母は糖尿病だ。
諸事情を考えてのメニュー作りには感心する。
このメニュー表を4枚作りそれぞれの席に置いた。
主人の手書きのメニュー・サイン入りだ。
(相変わらずミミズが這った様な字だわ。ふふふ。)

そして、誕生会は、大成功!
娘は大いに喜んでいる。
料理も最高に美味しかった。
主人のこういった優しさは、とても魅力的である。(娘への愛情を感じる)

そして次の日、娘のプレゼント(洋服)を買いに私がお供をさせられた。
予算は1万円だったのに、購入した洋服は2万円!(>_<)
ひとしきりお店で口論となったが、私が負けた。(よく口論する母娘だ)
お金であげれば1万円で済んだのに踏んだり蹴ったりだ。

2月は、まだ母の誕生会も控えている。
主人は、また手作りのメニューと共に、おばあちゃんの好む料理を作ると、
毎日暇さえあれば料理本を読んでいる。
おばあちゃんは、『こんな誕生会にして…』と、まだ希望すらを出していないのに。


<工場長のバレンタイン>

まずは、写真。

石川さんと、その娘さんから頂きました。
娘さんには、以前、家庭教師していた時期があって、
以来、恐縮にもバレンタインデーには、
チョコレートを頂くようになってしまいました。
しかも、毎年手作り(涙)。

そんな訳で、今年もハッピーなバレンタインでした。
(社長は、私とのチョコレートの差によって、
 少し不機嫌でした。ははは。)


そもそもバレンタインデーの由来は、結婚が禁じられた時代に、
「バレンチノ」という司祭がこっそり若者を結婚させていて、
監獄に入れられた後も看守に愛を語り続けたことに始まるようです。
(西暦3世紀頃の話です。処刑された日が、2月14日。)

その後15世紀頃に、
欧米で若い男性が好きな女性に思いを綴ったカードを、
2月14日に、「バレンチノのように」と渡す風習が流行るようになり、
それが現在の「愛を伝える」バレンタインデーに繋がっているようです。

余談ですが、女性が男性にチョコレートを贈るのは日本独自の習慣で、
欧米では、友達、家族等が"お互いに"カードや花束などを贈るそうです。
(クリスマスカード等と、同じ扱いです。
海外では、『カードを贈る』というコミュケーションが非常に活発です。)

また、贈るものが"チョコレート"という点も日本独自の風習で、
1958年に東京都内で開かれたバレンタインセールで、
業者がキャンペーンを行ったことが始まりだそうです。
当時、バレンタインデーのチョコの売り上げは170円。

ちなみに今年の調査では、
「チョコレート受け渡しの習慣なんかなくなればいい」という
OLは70%、サラリーマンは50%もいるそうです。
確かに、少しマンネリ的になって価値が薄れている感もあります。
にもかかわらず、現在バレンタインデーのチョコの売り上げは500億円程度。
バランス悪いですね。

バレンタインデーという風習はイベントとして残って欲しいですけれども、
誰にも彼にもという雰囲気は減っていくでしょうか。
年賀状と似た感じかもしれません。


<井手家の誕生日>
先日息子の7歳の誕生日を迎えましたが、石川家の誕生日凄いね、
我が家とは全然違います。(ハイソだわ)
我が家の「ザ・庶民」という誕生日の写真がこれ。

メニューは、子供の好きなエビフライ・とんかつ・イクラご飯・
ウィンナーの入った鍋・不二家のチョコレートケーキです。
息子も典型的庶民だからもう大喜び。
プレゼントは「1万円以内だったら何でもいいぞ」
と息子に言ってトイザラスに連れて行くと、
9.999円のラジコンカーを買われた。(計算しやがって、こいつめ)
そして家内からは地球儀で、姉(娘)からはカブトムシの模型をせしめてた。

それぞれの家のカラーが出ますな、誕生日にも・・・。

誕生日は、産んでくれた母親に感謝し、
出来れば、脈々と繋がる命の有り難さを感じて欲しいけどさ・・・。
現実はねえ、こんなものかなあ。

それにしても・・・
私と工場長のチョコレートが同じサイズって・・・納得がいかないですな。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年02月21日 00:11

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