宇宙戦艦ヤマトのBGMが流れる記帳場を過ぎると、
受付周辺に多数の報道陣…。世間の注目も高いのですね。
駐車場にはベンツやキャデラック等の高級車がズラリ。
歌手関係の方々も弔問されているのかな。
さて、私も参列者にまぎれて、
チラッと式場内のメモリアルコーナーに足を運びました。
先日のK氏の著名人葬儀では、遺品などのメモリアルコーナーはなかったのですが、
今回は、故人が着ていたタキシードや思い出の写真パネル等、
導線上の通路を活用して、飾られていました。
(詳細は、先日の石川さんのエッセイより)
会葬者が足を止めてはハンカチで目を拭う姿があり、
その「偲びの空間」としての効果は、大型葬儀も一般葬儀も変わりませんね。
(ミスが許されない分、施行葬儀社は大変だったと思いますが。)
そして、何よりのメモリアルは、BGM。
(作曲家だったので、当然といえば当然ですが。)
「宇宙戦艦ヤマト」を筆頭に、
「恋のバカンス」「若いってすばらしい」「ズームイン!!朝!」
「おもいっきりテレビ」「競馬のファンファーレ」…などなど。
流れている音楽自体が、この曲を創ったのもこの人だったのかと、
偲びと尊敬の念を抱かせてくれるものでした。
さて、開式以降は、外に設置されていたテントから、
モニターを通して式場内の様子を見ていました。
上の写真は、一般献花が始まった頃、
会葬者が献花している際に撮ったものです。
葬儀関係の人は、「こういうテントを張っているのか」と
気付きの点もあるかなと思いまして。
後で石川さんに聞くと、式場内は非常に寒かったみたいですが、
外は快晴の上、昼時だったので、気温は高め。
その上、テント内には至るところに暖房機器が設置されていたので、
逆に暑いくらいでした。(夏は、扇風機がフル回転するのでしょうね)
式は、石川さんの進行で、シンプルに進んでいきました。
記憶している限り、【開式⇒弔辞⇒献花⇒出棺】という流れです。
弔辞も、友人関係の方々(著名人)が多く、非常に良いものでした。
型にハマッた儀礼的な弔辞も大切ですが、
特定の人が、故人に向けて声を投げかけるような弔辞は、
人間味溢れてて胸を打たれるものだなと改めて確認。
(一般葬儀のお別れ会で、弔辞に歌を歌った方がいらっしゃいましたが、
その時も胸を打たれたことを、ふと思い出しました。
言葉だけでなく、想いなのですよね。心に響くのは。)
そして、壮大な演出が施された最期の出棺。
この写真も、献花時に撮ったものなので人はいませんが、
出棺前には60人もの奏者がいました。
喪主挨拶が終わると同時に、演奏が始まった「宇宙戦艦ヤマト」。
本来なら、葬儀に合わない曲なのですが…
こみ上げてくるものがありましたね。
まるでヤマトの出航のような、
自然発生的に生まれた拍手に送られての、
出棺。
私は故人と直接的な関係はありませんでしたが、
故人が生み出した多くの音楽に感謝をして、合唱、ではなくて合掌。
(歌ってどうする!)
たいへん良い葬儀でした。
葬儀後、緊張の糸が解けた脱力状態の石川さんと軽く食事をしましたが、
「あー心臓に悪い」とか桑田佳祐を見なかったとか、
ブツブツ言っていましたが、またよろしくお願いしますね。
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