葬祭業界にも個性的な面白い人がたくさんいらっしゃいます。
昔は名物社長がワンサカいたものですが、最近では絶滅寸前。
今では貴重な存在として、キラリと輝いている希少動物でしょうか。
さて、世の中の移り変わりは、葬儀社ばかりが葬儀を施行するのではなく、
葬祭コーディネーター、メモリアル・コンサルタント、
メモリアル・コーディネーター、メモリアル・プロデューサー
なる素性の怪しい?肩書きを持つ人も登場し、今や混沌としています。
そんな彼女・彼らの中には、
世間や業界の常識を覆すような斬新な格好の人もいるようです。
カマーベルトをした男性コンサルタント。
(舞踏会にでも行くのでしょうか)
白いスーツに白い帽子を被ったまま施行を指揮する女性プロデューサー。
(失礼だから、帽子ぐらいとれよ)
トサカが立ったような髪型の男性スタッフ。
(スポーツ選手を目指しましょう)
コンサルタントやメモリアル・プロデューサーなどと名乗る人ほど、
意外や意外・・・現場経験がなく、そのくせ屁理屈だけは一人前。
私が一番嫌いなタイプ。
だって理屈はこねるけど、
司会は出来ない、納棺はしたことない、
当然ドライも包めないし処置できない、幕は張れない、
祭壇も飾ったことがない、焼香案内も下手、お経も分からない、
生花も挿した経験無し、返礼品も配ったことが無し、ましてや花環なんて・・・。
全てにおいて経験不足・・・お話にならないぜ。
こんなにも未経験で、よくもまあ能書き垂れて偉そうに出来ますな。
逆に言えば、だからこそ・・・妙な肩書きで底上げをしているのか。
一般のユーザーが騙されなければいいのですが・・・ね。
遺族が、二重の悲しみを背負うことがないことを祈りましょう。
人を見た目だけで判断してはいけませんが、
非常識な格好をしている担当者がいたら要注意。
社会常識と個性を履き違えているのは、いただけませんな。
私に言わせれば、
現場で実務やってる人間が一番偉いんだ・・・なんだけどね。