【世界一早い「ゲド戦記」インタビュー(完全版)】という面白いエントリーに出会いました。
(ちなみに、次回のジブリ新作が「ゲド戦記」です。)
インタビューを受けたのは、プロデューサーの鈴木氏。
概要は、宮崎駿氏の息子である宮崎吾朗氏が、
今回なぜ「ゲド戦記」の監督を務めるようになったかという経緯を記したものです。
当初、父親である駿氏が猛反対していたようですが、
それを如何にクリアしていったかということが、詳細に書かれています。
内容は、上記リンクから読んでいただければと思いますが、
私が印象に残った点は、宮崎駿氏が「何でも自分でやってしまう」というところ。
ちょっと引用させてもらうと、
『「魔女の宅急便」(89年)も「ハウル」も、最初は別の人が監督を
やる予定だったのが、結局宮さんがやることになったように、映画作り
でもそういう光景を何度か見てきました。もちろん宮さんに悪気はない
んですよ。ただ、彼は一生懸命教えているつもりでも、受け取る側は、
あまりに豊富な知識と経験を押し付けられるので、大変なんです。
十二指腸潰瘍になって来なくなってしまう人もいたくらい(笑)。』
あぁ、社内での社長の振る舞いと似てるなぁ。
そうシンクロさせながら、読んでいました。
社長は、このホームページのリニューアル時はもちろんのこと、
加藤さんの作曲にも一言(十言くらい?)意見を挟む挟む。
社長:「この曲のお尻と前の曲の頭が良いので、くっつけられないの?」
加藤:「・・・」
社長:「明るい感じの暗い曲にしてみて。」
加藤:「・・・」
社長:「ここは、タタタタンタタンッ♪」
加藤:「・・・」
私 :「(笑)」
(言いたい放題でエントリーした方が良かったかな?)
私が言うのもなんですが、司会セミナーは傍聴してても眠くならない。
面白い講義進行、優しい教え方(巷では厳しいと評判ですが)の一方で、
社内では無理難題と豊富な知識と経験という鉈を振るって、
社員を揉んでくれます。
おそらく宮崎駿氏もそうなのでしょうが、一言二言で良いところ、
つい三言四言出てしまうのは、ある種トップの持つ癖といった所でしょうか。
ちなみに、ジブリの息子・宮崎吾朗監督はアニメーターに自分の演出を伝えるとき、
難しい点は自分で演技して(相手に合わせて)伝えるそうです。
外野から見ると、父とは反対側にあるコミュニケーションのようにも見えます。
どちらが良いとかという問題ではありませんが、
結果はスクリーンを楽しみにしましょう。
…そんなことを、次のエッセイに書く予定です。
と、社長に話すと、
「結局は、息子が監督になったという話でしょ。つまらない。」
おー厳しいっ。
<その2.先日の昼飯>
また、社長に連れられて近辺のファミレスに外食しました。
最近、社長の気分が良いのでしょうか。
それとも、私の労働をねぎらってくれているのでしょうか。
(おそらく、前者だな。)
で、赴いたのがその名も「爆弾ハンバーグ」。
ネーミング、すごすぎ。
価格表示に「爆弾価格」とか書いていたら、
LP法を盾に訴えてやろうかと思いましたが、
価格は明瞭、ハンバーグのボリュームが特大でした。
(ま、普通に考えればそうだろう。)
メニューの写真から推測した以上に、BIGです。
…そして、思っていた通り、中は生焼け。
社長:「先日、娘と食いに来たら、翌日トイレの奪い合いだったよ。」
私 :「・・・。」
私は、ほとんど冷めた鉄板に赤身を押し付けて、
レアを何とかミディアムにまで持ってきました。
形は、総崩れてしまいましたけどね。
背に腹は…というか、屁に腹は代えられん。
(下品で、すいません。)
翌日、社長は腹の調子が悪くなったらしく、
元気な私も軽く調子が悪い振りをして、心で失笑していました。
<その3.そんな社長の、ちょっと良い話>
ちょっと前から、(社長に)書け書けと言われていたことです。
先月のレコーディングが終わって食事をしていた際、
橘さんが『社長のちょっと良い話』をしてくれました。
橘 :「昔、私が葬儀司会を始めたばかりの頃、社長から掛けてもらった言葉に
勇気付けられたことがあるのよ。」
社長:「ふむふむ」
橘 :「ある葬儀で司会した時のことだけど、葬儀の出棺の際、喪家の挨拶をせずに、
遺族をマイクロバスに乗せてしまったのよ。」
私 :「そのまま、喪家の挨拶無しですか。」
橘 :「いや、一旦みんなバスから降りてもらった(笑)。まあ、現場は何とか
終えることが出来たんだけど、その後クレームとかあるかなと思って。
で、社長に報告したのよ。」
社長:「ふむふむ」
橘 :「私のミスだったし、こっ酷く怒られるのも覚悟していたわけ。そしたら…」
社長:「ふむふむ」
橘 :「『ミスは誰にでもある。遺族のために心を込めた末に出たミスなら、
クレームにはならない。』って。ちょっとホロッと来ちゃったわ。」
社長:「(遠くを見ながら)やっぱりなぁ。」
私 :「(何が、“やっぱり”なんだろう…)」
橘 :「同年代の男って、どうしょうもない奴が多かったけど、
社長は同年代にしては尊敬できる奴だなって、そのとき思ったの。」
社長:「橘さん、デザートにアイスでも食う?」
橘 :「まぁ、怒られるって思っていた分の、ギャップもあるんだろうけどね。」
その後、社長がその葬儀社さんにどう後フォローしたかは、
おおよそ想像が付きます。
それを橘さんにも私にも話さないのが、それもちょっと良い話。
<+1.そのまま読んでください、FUNET情報>
音声ライブラリの大量アップデートは先日の<お知らせ>でもご連絡しましたが、
これは、音声による司会トレーニングの充実を図ると共に、
近日中に機能改善予定の【ナレーション文作成システム】と
【音声ライブラリ】のコラボレーションの布石となります。
機能改善の内容は、【ナレーション文作成システム】を使用の際に、
【音声ライブラリ】に格納されている文章に限り視聴ボタンを設け、
すぐにナレーション音声が聞けるという点にあります。
ナレーションを作成しながら同時に音声を聞くことが出来ますので、
葬儀現場におけるナレーション向上にお役立て頂けると思います。
ご期待ください。