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2006年04月30日

葬儀接遇研修会ご報告 (加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

全国組織の葬儀団体主催の研修会が始まった。
受講生は2泊3日の泊りがけで全国からやってくる。
内容は、葬儀部門に入って数ヶ月~1年未満の方ばかりの初級講座だ。
2日目には弊社井手の「葬儀司会研修」があり、
3日目の最終講座が私の「葬儀接遇研修」となる。

この10年、葬祭業界が大きく変化した。
研修に来る受講生の方々も随分と様変わりをした。
この研修会がはじまった1997年頃は、会場中央のレクチャー台で、
講師として話す私の方を、年齢が高いおじさまばかりが見つめていたような気がする。
そしてそれから5~6年後にはどんどん女性が増えた。
そして近年は若い男性が増えた。
昨日は18才の高校卒の方がいた。
私との会話の中では
「右も左も分からないこの業界だけれど、頑張って行こうと決意新たに入って来た」
と語ってくれた・・・「若い力」がとても頼もしい。
5年後、10年後がすごく楽しみだ。

受講生と共に、私の接遇研修の内容もその流れに沿うように変化している。
最初の頃は、理屈理論のようなことが多かった。
私は講師としてもこの研修会と共に育ってきたようなところがあり、
教え方、伝え方、受講生との接し方も切磋琢磨しながら、
大いに勉強をさせていただきながら変わって行った。
特に近年は、葬祭ホール建設が進み、
ホールに限定した接遇トレーニングが求められている。
そしてその内容も、セレモニーアテンダントとしての、
実践的・具体的な行動内容で勉強したいという人が増えている。

今回の研修会は、テキストを元に講義をする時間は全体の6分の1、30分程度に抑えた。
座っているよりも立って何かをする時間が多いという研修会は、
受講生にも、講師の私にもかなりハードな時間だ。
もちろん「接遇の動き」+「声」+「接遇応対」などの、
お客様とのコミュニケーショントレーニングも入ってくる。
まだ現場にも慣れていない方が多い中、皆さんはよく着いてきてくれたと思う。
そして質問も多く出た。それだけ意欲があるということだ。
時間切れでお答え出来なかった方には、メールでお答えする約束をして、
あっという間の6時間半が過ぎた。

さて、5月に入るとすぐ愛知県へのセミナーに伺う。
又、そちらも若いやる気のある受講生が多く来てくれることだろう。
受講生と、いい時間を過ごしたい。
「私も頑張るぞ!」

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年04月30日 00:00

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