今年の私の接遇セミナーは「見た目の強化」に力を入れている。
「メラビアンの法則」では、人が人と出会う最初の印象で、55%を占めるのが
「見た目」次が38%で「音調」残りの7%が「言葉」だと言われている。
葬儀スタッフとしての、現場での様々なお客様応対は、必ず誰かに見られている。
何気ない態度が、お客様を傷つけていることもある。
そして暖かい心ある態度が、どれだけ悲しみのお客様を支えているか・・・。
意外とスタッフは、それに気づいていない。
スタッフのやさしい態度で救われたという声も聞こえる。
葬儀の中では、どういう言葉を話すかももちろん大切だが、
それ以上に、動きや身振り手振り・・・などの「見た目」も重要なのだ。
岩手県は、亡くなると、まずは荼毘にふされて骨葬となる。
そして、葬儀が行なわれる場所が、寺院でも葬祭ホールでも、
私たちスタッフの一挙手一投足がお客様に見られているということは同じ。
葬儀の現場でいかにお客様に良い態度で接し、よい印象を持っていただくかは、
岩手県の場合は火葬場からはじまる。
お客様とのコミュニケーションを重視した接遇の形を中心に、研修会は進んだ。
午後は、ホールを使ってのトレーニングだった。
新たに葬祭ホールが立ち上がる葬祭センターのメンバーが来ていた。
そしてその方々には、特に集中的に動いて戴いた。
お焼香のご案内や弔辞者のご案内など、
ひとつのことがきちんと出来ることは、すべてに通じる。
日がまだ浅いスタッフ達には、すごく緊張した時間だったと思う。
しかし今、基本を身につけるということが、
これからの仕事に必ずやいい意味で影響をあたえることと信じ、頑張って戴いた。
本当にお疲れ様でした。
接遇研修会は継続が大切だ。
少しずつでいいので新しい風が吹いて、一人一人の意識が変わって行くこと。
全スタッフの意識が、お客様を大切にするという目的に向かって行くこと。
それを祈りつつ、これからも応援して行きたいと思っている。
岩手県の皆さん、頑張りましょう!
<井手の割り込み>
加藤に連日エッセイの負担を掛けておりますが…。(悪いね)
葬祭ディレクター受験対策の資料作りが忙しくて、連日明け方までやってます。
試験内容が大きく変更になりましたので、こちらも大変。
「実技筆記」というやつがガンでして…
それでも、100問とも正誤判定問題と穴埋め問題を全部網羅します。
実際は、どちらの問題が出題されるか分からないんですけど、
それでもやります、やってます。(ハイ)
というわけで、忙しい中一つだけ。
「忘己利他」と書いて「もう・こ・り・た」と読みます工場長。
読んで字の如くの意味でして、
「己を忘れて他を利するように努力する」という仏教の尊い教え。
私なんぞにはとても無理・ムリ・むり・・・ときたもんだ。(アっホレ)
私にとって「忘己利他」は「もう懲りた」でした。
疲れてまーす。
おまけに今日から研修会に行ってきます。
しかもパソコン持参で、問題作りをしながらの(死ながら)の移動だわ。
では、もうしばらくエッセイ待ってね。