答えは全て【×】です。
1.は「死亡記事」と「死亡広告」の二種類。
2.は「死亡記事」⇒「死亡広告」が正解。
3.は「尊厳死」⇒「安楽死」が正解。
4.は「尊厳死宣言書」⇒「臓器提供意思表示カード」
5.は「精神的にも誤った考え方とされている」
実技筆記試験に対応した、このような正誤判定問題を、
2級で450問、1級では1.000問用意した。
また穴埋め問題も100設問全てに対応…これはかなり難問だ。
(2006葬祭ディレクター技能審査模擬問題集(表現文化社)刊に準拠)
まずは2級受験者を対象にした講座からスタートしたが、
今年度新設の実技課題「接遇」と「実技筆記」に関心が高まっている。
実技試験が3科目から4科目に増えたわけだから、受験する側は大変。
しっかりと勉強しなくては。
葬祭ディレクター受験対策の講師を10年続けさせてもらっているが、
10年前とは隔世の感がある。(天と地だよホント)
初年度の合格者で現在の試験に合格する人は何割?
審査官でさえ、結構落ちるかもね。(失礼)
この間、葬儀スタッフのクオリティは確かに上がった。
優秀な若年層が増えたということは、将来明るい。
この資格が業界に果たした役割は小さくないことは確か。
しかし、業界には葬祭ディレクター技能審査のことを、
「あの程度の資格で…」「低レベルな云々…」と、
今でも偉そうな事を言う古い連中がいることも知っているが、
そんな浮いた人達のことは無視していきましょう。
さて、全国から38名の参加。
実技4科目の受験対策にみっちりと汗を掻いてもらったが、
私は各地のやり方の違いにも興味があって、
祭壇に飾る四華(花)について質問してみた。
一基だけ飾る地域、一対(二基)飾る地域、二対(四基)飾る地域、
やはり思ったとおり、それぞれに挙手があった。
実は、飾らない地域もあるのだが、それを聞くのを忘れてしまった。
私が東京・埼玉・千葉・神奈川の様々な葬祭現場で体験しただけでも、
その全て(4通り)が存在したくらいだから、全国バラバラなのだろう。
葬儀はホントに面白いし、奥が深い。
最近の受講生は10年前と比較すると、とても優秀だ。
昔は、漢字を読めない人が続出で、
平気で無茶苦茶読むものだから笑いを堪えるのに大変だった。
今は、つまらないなあ、普通の人が集っちゃった…と感じるくらい。
私も受講生と同じく研修施設の宿泊棟に泊まらせてもらっているが、
この日は、日本対ブラジル戦が朝の4時から。
…見るしかないでしょう。
…応援するしかないでしょう。
4時に目覚ましをセットして寝たら、3時59分に奇跡的に目が覚めた。
隣は幕張の講師の部屋。
私の目覚ましの音で起こしちゃ悪いと思って、
暗闇の中慌ててタイマーのセットを取り消し、
そっとテレビをつけたら、キックオフから30秒たってたぜ。
でも、奇跡は私の目覚めだけ。
ガックリきて、6時に二度寝したけどね。
受講生との親睦の席で話題になるのは労務管理の話。
上司の悪口は当然だから、ここでは書かない。
それぞれに環境が異なるので一概には言えないけど、
睡眠不足で無理に車の運転をさせるのはよくない。
事故は、加害者にも被害者にもならないように…。
責任ある立場の方にはよーく考えて欲しい。
でも、偉い人は私の講習には参加しないもんね。
ただ、地方の受託研修でB肝の予防接種をかなり勧めたら、
今では取り入れてくれているらしい。
少し時間が掛かったけど、結果オーライである。
最近、著作権の意識が高まっていて大変喜ばしいことだが、
この講習会でもコンプライアンス(法令順守)に気をつけている。
受講者全員に、受付で当該問題集を購入していただいているのもそのためだ。
最後に、
受講者全員の合格をと願っても、試験はそんなに甘くはない。
これからの2ヶ月、努力した者が報われるだろう。