福岡・長崎・佐賀から50名弱の参加者。
「こりゃ、凄か…大人数たいっ!」
同じ九州弁でもキャラが違えば、
「ちょっと凄かですもんね、大人数やけんが」
または、
「がばい凄かさー、大人数やろ」
または、
「凄かちゃ、大人数ばい」などである。(なんのこっちゃ)
幕張のO講師は、受講生を3班に分けて大忙し。
私は、受講生を2班に分け、実技筆記・司会・接遇と小忙し。
2日間にわたる日程だが、スペース確保のために2会場を同時使用。
しかもビルが違うので受講生は移動が大変だったろう。
今回、受講生の中にとても積極的な人が数人。
事前に予習をみっちりとこなし、質問内容も鋭い。
この受験対策講座で疑問点を解消し、きっと合格してくれるだろう。
期待してまっせ。
福岡県内の葬祭ホール数は350ホール以上で全国第1位。
2位の愛知県(約270ホール)を大きく引き離してのダントツである。
因みに3位が神奈川県で、4位5位を埼玉県と東京都が競っている。
(千葉県6位、大阪7位かな)
葬祭ホールでの施行率も高いだろうから、
サービスレベルもそれなりのものが求められて当然。
資格取得後もレベルアップを望みたい。
ところで、福岡県のコンビニの数は1549店舗、郵便局が811局。
人口格差があるので一概には言えないが、
福岡県の場合、コンビニの数や郵便局の数と比較してもその数の多さが際立つ。
日常的に利用するコンビニや郵便局の数と、
非日常でしか利用しない葬祭ホールの数を比較して、この結果だからね。
参考までに全国のコンビニの数は以下。
1. 東京 5587
2. 神奈川 2988
3. 大阪 2736
4. 愛知 2576
5. 北海道 2460
6. 埼玉 2212
7. 千葉 2061
コンビニも葬祭ホールも、埼玉県は意外と多いが知られていない。
皆さんが思っているほど埼玉は田舎じゃあーりません。
さて、初日の講習後、事務局の方と中洲方面へ散歩。
ご馳走していただいたのだが、関あじの刺身、ゴマさば、佐賀特産のまき貝…。
どれも美味で感動、最後は中洲「宝雲亭」の一口行者(一口餃子)で締めた。
ゴマさばは、今では滅多に口に入らないが、
私が幼い頃は茶漬けにしてよく食べた懐かしい味。(大好物です)
そして九州といえば芋焼酎だが、思い出すことがある。
独特のきつい匂いのことではない。
熊本以南で、飲み屋で「お酒」と注文すると、
ナント芋焼酎が運ばれてくるのだ。
日本酒の場合は、「お酒」ではなく「日本酒」と注文しなければならない。
ご丁寧に、お銚子の中に芋焼酎だからね…。(知らないと驚くよ)
今では、若い女の子でも平気で芋焼酎を注文する時代。
変われば変わるものだ。
事務局のS野氏とT川氏には大変感謝。(多謝)
諸々の準備だけでも平素の研修会と違って雑務が多いはず。
気を使わせてしまって申し訳ない。
ただ、私もO氏も、疲れを吹き飛ばし、翌日もハッスルしたことは間違いない。
特にO氏は、ハッスルし過ぎたのか、数日後点滴を打っていた。(笑)
帰路、プライベートで佐賀へ立ち寄った。
かつてこのエッセイにも書かせてもらったが、
私の中学三年から高校三年まで、大変お世話になった方が亡くなっていたから。
5月のある日、丁度平塚の研修センターで講座の真っ最中のことだ。
通夜・葬儀はとても動けない。
どっちが九州かも分からなかったが、適当に見当をつけて手を合わせた。
ここのお父さんは、適当な方向に手を合わせても、
気持ちがこもっていれば怒るような人ではない。
私の名前の「かずお」の濁点を取って、
「かすお」「かすお」と、可愛がってくれたことが思い出される。
この春、高校生になった娘を連れて、
埼玉の我が家に泊まってくれた中学時代の彼女の家族とは、
久し振りに会っても他人の感じがしない。
妹の家族も集ってくれ、何故か皆で焼肉パーティとなった。
それどころか、今回は彼女のご主人まで登場。(失礼、ずーいぶん元彼女)
お葬式の話も伺ったけど、大変良くしてくれたらしい。
業者は、木下葬儀社様。
久留米が本拠地だけど、佐賀にも進出して久しい。
実は数年前、フューネラルビジネスの私の講座に会長が参加してくださり、
それが縁で3回ほど司会研修に呼んでいただいたことがある。
聞けば、湯灌の丁寧さと…女性3人でやってくれたらしい…
その価格の安さに驚いた。(秘密にしますね)
ご遺体を丁重に扱ってくれたが、もちろんそれだけではなく、
葬儀施行サービス全般への評価も大満足のよう。
本当にありがたいことだ。
「感動の時代と言われる現代の消費者生活」
と福岡のS野氏が言っていたが、愛する人の最後のセレモニーが、
せめて満足できるものであったことに、涙が出るほど嬉しかった。
私の方から、木下葬儀社様へ感謝申し上げたい。
ここの会長は、葬儀司会へのこだわりが半端ではない。
私は、葬儀司会へのこだわりが強い人ほど、
丁寧な葬儀を演出することを知っている。
自分が葬儀司会にこだわっているだけに書きにくいことだが、
私のことは例外としても、他の人は皆そうだ。
誤解のないようにもう一度、
葬儀司会が巧みな人ではなく、こだわりが強い人である。
(ただし、木下会長は無論巧みでもある)
全国にこれだけ葬祭ホールが増えた。
葬儀の司会・進行に強い関心を持ち、こだわりながら施行すれば、
司会のみならずセレモニー全体のクオリティが上がるのは明白。
何故なら、司会以外の他の部門のクオリティが低ければ我慢ならないから。
一泊して、佐賀空港から羽田へ。
途中、お母さんとずーと昔の彼女と三人で、
なかなか上手いと評判のチャンポンを食べた。
(ホントは妹のRさんもいてほしかったけどね)
店名が素晴らしい。
きっと、こだわっているから上手いのでしょう。
洒落の効いた所へ連れて行くのも、ゆかさんは昔のままだね。
先日、彼女の携帯に電話したら、
「はい、世間を大変お騒がせしています○○海上の□□ゆかでございます」
と出やがった。
勿論、私からの電話だと知っての冗談だけど…。
8月に大阪で偲ぶ会が執り行われる予定。
今度はFUNETを提供するつもりだ。
勿論、私自身も列席させていただく。
小学4年生の美波ちゃんを大阪城へ連れて行く約束もしたしね。
今日から宮城県。
ツアーは半分近く消化しました。(ふー)