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2006年08月09日

研修報告in山形 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

朝から新幹線が立ち往生。
何でも線路内に人が入ったらしく、1時間程度の遅れ。
ダイヤも乱れに乱れていて、構内のアナウンスに聞き入ってなければならない。
暑いのに、しかも当日入りの当日研修なのに…
公共機関の遅れとはいえ先方にご迷惑をかけてしまう。(参ったな)

新庄駅に降り立ったのが2時を軽―く過ぎていた。
車中メシにしていたので、3時から研修開始。
業務をこなしながらの研修なので、2グループに分けて夜の9時まで。
それにしても、新庄は暑かった。

この地域は、まだまた寺院葬が多く残り、
その際の男性担当者の司会力アップが、今回の主な目的である。
以前は、ホールの女性司会者向け研修をやらせていただいたが、
今回男性の司会を聞いてビックリ。
レベルの差がありすぎるので、頭を抱えてしまった。
(困ったぜ)

まず発声練習の基礎の基礎が出来ていない。
さらには素人にありがちな、ひらがな・カタカナがスラスラと読めない。
目で文字を追う力…速さと正確さ…が極端に不足している。
音の流れを聞き分ける聴力を鍛える必要もある。
アナウンスの表現理論、考え方を学ばなければならない。
現場のデータの収集と活用が手付かずの状態…etc。
もう少し、司会実務にこだわりを持ってくれるとありがたいが。
課題が山積だが、一歩ずつ前進するしかないだろう。
とりあえず緊急に発声練習を頑張ってもらいましょう。

さて、隣接して建つ二つのホール。
こちらのこだわりは素晴らしい。
研修終了後に写真を撮らせていただいた。
ざーと紹介いたしましょう。
まずは、ホールの数箇所に兵馬俑。

エントランスの天上には天の川。
(写真ではよくわからないけど)
通夜会場では、きっと目立つでしょうね。

少し変わった、背景が変化する祭壇です。
最初に使う際、お寺さんに何か言われないかとドキドキしたそうです。
ご本尊と三具足があればいいんです。
既成概念を取り払いましょう、いいじゃないですか。
光の当て具合で、飛沫が本物のように見えるらしいですよ。

菊花糖は地元の業者の物らしく、独特の落雁でした。
業者製品を使わないのは、いい感覚だと思います。
それにしてもかなり大きいサイズでした。

ここでも見つけました「卍マーク」。
仏飯などを載せて運ぶものらしい。
卍マークには、右旋回と左旋回があり意味が異なります。
以前は高知で見かけました。
気になる方は、お寺で探してみてください、結構存在するはず。

そして隣接する、もう一つのホールがとてもお洒落。
1階のロビーは南国風ですね。
寒い東北だからこその設えなのでしょうか。
「贅沢な癒し」…そんな風に感じました。
足裏マッサージがその辺にあるような気がして仕方ありません。
ついでに水着の美女も…(アホです)

しかし、奥へ行くと右手に和室(茶室)があり、
その手前には小川も流れています。
南国と和風がマッチしているから不思議。
聞けば、ホール横の茂みでホタルが生息している…らしい。
いやあ、大自然ですなあ。

2階の会食会場は雰囲気の異なる二部屋。
かなりの人気とのこと。
(そりぁそうでしょう)

そして通路や壁の至る所には…。
随分凝ってますな。

面白かったのは、入り口の床にDVDを投影。
玄関を入ると涼しげな映像と音がお迎えします。
どこかの記念館だねこれは。

実はロビーのイメージ映像と同じものでしたが、
こだわりが凄いですね。(驚きました)

他には画廊のような通路があったり、まったく飽きさせません。
お腹も空いていたけど、面白くて見入ってました。

それから変わった風習といえば、やはりここも禅宗が強い地域なのですが、
松明の代わりに鍬を使うことがあるとお聞きしました。
全国的に結構ありそうですね。
もう少し雑談できる時間があれば、色々と土地の風習が聞けたかもしれませんが、
今回のレポートは写真中心になってしまいました。
では。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年08月09日 00:00

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