新庄駅に降り立ったのが2時を軽―く過ぎていた。
車中メシにしていたので、3時から研修開始。
業務をこなしながらの研修なので、2グループに分けて夜の9時まで。
それにしても、新庄は暑かった。
この地域は、まだまた寺院葬が多く残り、
その際の男性担当者の司会力アップが、今回の主な目的である。
以前は、ホールの女性司会者向け研修をやらせていただいたが、
今回男性の司会を聞いてビックリ。
レベルの差がありすぎるので、頭を抱えてしまった。
(困ったぜ)
まず発声練習の基礎の基礎が出来ていない。
さらには素人にありがちな、ひらがな・カタカナがスラスラと読めない。
目で文字を追う力…速さと正確さ…が極端に不足している。
音の流れを聞き分ける聴力を鍛える必要もある。
アナウンスの表現理論、考え方を学ばなければならない。
現場のデータの収集と活用が手付かずの状態…etc。
もう少し、司会実務にこだわりを持ってくれるとありがたいが。
課題が山積だが、一歩ずつ前進するしかないだろう。
とりあえず緊急に発声練習を頑張ってもらいましょう。
さて、隣接して建つ二つのホール。
こちらのこだわりは素晴らしい。
研修終了後に写真を撮らせていただいた。
ざーと紹介いたしましょう。
まずは、ホールの数箇所に兵馬俑。
エントランスの天上には天の川。
(写真ではよくわからないけど)
通夜会場では、きっと目立つでしょうね。
少し変わった、背景が変化する祭壇です。
最初に使う際、お寺さんに何か言われないかとドキドキしたそうです。
ご本尊と三具足があればいいんです。
既成概念を取り払いましょう、いいじゃないですか。
光の当て具合で、飛沫が本物のように見えるらしいですよ。
菊花糖は地元の業者の物らしく、独特の落雁でした。
業者製品を使わないのは、いい感覚だと思います。
それにしてもかなり大きいサイズでした。
ここでも見つけました「卍マーク」。
仏飯などを載せて運ぶものらしい。
卍マークには、右旋回と左旋回があり意味が異なります。
以前は高知で見かけました。
気になる方は、お寺で探してみてください、結構存在するはず。
そして隣接する、もう一つのホールがとてもお洒落。
1階のロビーは南国風ですね。
寒い東北だからこその設えなのでしょうか。
「贅沢な癒し」…そんな風に感じました。
足裏マッサージがその辺にあるような気がして仕方ありません。
ついでに水着の美女も…(アホです)
しかし、奥へ行くと右手に和室(茶室)があり、
その手前には小川も流れています。
南国と和風がマッチしているから不思議。
聞けば、ホール横の茂みでホタルが生息している…らしい。
いやあ、大自然ですなあ。
2階の会食会場は雰囲気の異なる二部屋。
かなりの人気とのこと。
(そりぁそうでしょう)
そして通路や壁の至る所には…。
随分凝ってますな。
面白かったのは、入り口の床にDVDを投影。
玄関を入ると涼しげな映像と音がお迎えします。
どこかの記念館だねこれは。
実はロビーのイメージ映像と同じものでしたが、
こだわりが凄いですね。(驚きました)
他には画廊のような通路があったり、まったく飽きさせません。
お腹も空いていたけど、面白くて見入ってました。
それから変わった風習といえば、やはりここも禅宗が強い地域なのですが、
松明の代わりに鍬を使うことがあるとお聞きしました。
全国的に結構ありそうですね。
もう少し雑談できる時間があれば、色々と土地の風習が聞けたかもしれませんが、
今回のレポートは写真中心になってしまいました。
では。