男女7名ずつ合計14名の参加予定が、業務の都合により1名欠席。
そして引率のベテラン司会者S女史がオブザーバーで。
殆どの参加者が葬祭実務経験1年未満、そして葬儀司会経験はゼロ。
初級レベルの講習会としては、参加人数も参加者の経験値も理想的な構成。
経験が浅いほど、悪癖としての葬儀口調が身に付いてないからね。
平素マイナスからのスタートを余儀なくされる私にとっては、
充分なハンディを貰ったようなものだ。
まずはここ十年ほどの葬儀業界の流れと、それに伴った司会の変遷。
そこから見えてくる今後の葬儀司会の在り方。
葬儀の原点と葬儀司会の原点。
葬儀司会の音の流れの特性。
どういった視点で日々の業務へ取り組めばよいか等の心構え。
現場のデータ収集とその活用法で飛躍的にレベルを上げる業務のやり方。
司会の基本練習の大切さとテクニック。
狙いを定めた設計図の作成。
アナウンスのコツ、弔電のコツ、短いナレーションのコツ…etc。
午後は徹底してロールプレイングでマイクリレー。
6時間はあっという間に過ぎた。
過去(昨年の11月)に初級コースを受講された女性参加者が混じっていた。
やはり、頭一つ抜けている。
それは聞いている皆にも分かったようだ。
聞きやすい司会というものの音の流れがどういう仕組みになっているのか。
自分たちの仲間の声を生で聞いて違いを体感できただろう。
偶然だけど、こういう方がいてくれたお陰で、
私の講座に説得力が生まれたことはありがたい。
(今後は、サクラも考えるかなあ…笑)
残念なのは、彼女がまだデビューしていないということ。
本人もやりたがっているし、私もデビューすべき時期だと思う。
10回の練習より1回の本番が力になる。
いい感じのときに現場を踏ませてあげたいが…。
今後、葬儀の司会を担当するようになる上で必要なことは盛り込んである。
テキストをこなすのに皆さんかなり苦労されていたが、これが普通の考え方。
何の知識もなく、何の練習も準備もなく、時には数回見学しただけで、
司会実務をやらされる人達とは、数年で大きな差が出るだろう。
自分にとって何が不足か、そして何が必要か、身に沁みて分かったはず。
後は努力次第で変わってくるから、早く一皮剥けて欲しい。
何か変わった風習…と言っても、皆さん実務経験が乏しいので特になし。
しかし、独特の方言で様々な単語の終わりに「こ」を付けるのは面白い。
例えば栗は「栗っこ」、犬は「犬っこ」、猫は「猫っこ」だって。
猫なんて言葉は最後が「こ」の音で終わっているにもかかわらず、
「猫っこ」って言うんだね。
単語の最後に「こ」を付けると、雰囲気がガラリと変わるもんだ。
鬼は「鬼っこ」でかわいくなるし、
やくざは「やくざっこ」って、何か人が良さそうな感じになるし、
う○こは「う○こっこ」って言うなら、もしかしたら食べ物みたいだ。
※もちろん研修会ではこんな発言はしていません。
(心の中で思っただけです)
「あれっ」と思った嬉しいことが一つ。
引率でいらしたS女史…数年前から何度かお会いしているが、
昔はもっときつくて(ごめん)プライドが邪魔をしているような感じだった。
確かに仕事は出来るのだけど、密かに葬儀の仕事には向いてないかも…
と思ったりもしたのだが、今はガラリと変わって穏やかな雰囲気が漂っている。
とてもいい感じのスタッフになっている…と思われる。(多分)
実は、葬祭実務を積んでいって、こういう変わり方をする女性は多い。
それも仕事が出来るタイプに多い現象だ。
きっと葬祭に嵌ったのだろう、仕事が充実して人間が豊かになったよう。
ホントに良かった。
女っぷりも上がったようですぞ、あっ「女っぷりっこ」ね。
<おまけのショットこ>
春先に伺った司会研修の葬祭ホールで行われた人形供養祭っこの様子。
今年の2月14日にオープンしたばかりです。
女性スタッフっこ中心に会館を運営されているそうですが、皆さん頑張ってますね。
9月末には加藤っこが接遇研修でお邪魔します。
(昼休みに時間があれば歌っこを披露するかも…いや、歌わせましょう)
※では宮城の皆さん、健康のため「こ」の付け過ぎに注意しましょう。
<ニュース>
今年の甲子園夏劇場には日本中が熱狂した。
そんな中、早稲田実業の優勝で幕を閉じる。
娘の中学のK先輩がベンチ入りしてたので応援はしていたが、
まさか優勝するとは夢にも思わなんだ。
実は私も高校の頃野球部に所属、その時の部長が、
後に他校の監督となって甲子園に出場し、あれよあれよと全国制覇。
これには驚いたが、その時のコーチが駒大苫小牧の現監督らしい。
というわけで、遠い縁で密かに苫小牧の3連覇を期待していた。
(娘には内緒)
しかし今日、K先輩が地元のお祭りに凱旋したらしい。
大変な歓迎振りだったとか。
その時の娘とのツーショットです。
で、これからは早実を応援することに決めました。