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2006年09月08日

葬儀司会研修会in平塚  (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

年3回開催される初級実務担当者講習会は2泊3日のスケジュール。
葬儀の基礎知識・司会・幕張・接客という4科目が集中的に講義・実習され、
夜は夜で全員宿泊棟だから、楽しかったり、五月蝿(うるさ)かったり…。
まあ、受講生は2日間同じ釜の飯を食うわけだから良い交流も生まれる。
4科目といえば葬祭Dの実技試験みたいだけど、
その内容は無理なく初心者レベルに基準が置かれている。



ここでの私の司会講座は10年目。
取り組み方から、発声練習、実技演習…と限られた時間内に、
なるべく多くの受講生にマイクを握って体験してもらうようにしている。
(ではエンタの神様、犬井ヒロシ風にお願いします)
10年前と比べて、受講生が若くなったような気がするけど、
♪それはホントに受講生が若返ったせいなのか、
♪♪はたまた私が年を取ったので、
♪相対的に受講生が若く見えるのかは…♪♪
…自由だー!(右手を突き上げてください)
♪♪受講生is フリーダム(はい、ご一緒に)
♪受講生is フリーダム(サンキュー)
…でも、10年前と比べて、
♪♪今の方が確実に上手いことだけは間違いないで!
(マニアックなネタですいません)



私が2日目の午前中、加藤が3日目を担当させてもらっているが、
毎回私の部が終了した夜に申し送りをしている。
というより、加藤が連絡を寄越すのだ。
きっと宿泊棟で一人寂しくしているのだろう。
「今回の受講生はどんな雰囲気?」
「司会のレベルはどうだった?」
「明日はバッチシ締めとくわよ!」ってな会話が、
別段盛り上がることもなく事務的に進み、
「終わったらエッセイ書けよな」
と釘を刺して電話を切ることにしている。
そもそも加藤のキャラからして、「ガンバレよ」なんて言う必要もなく、
受講生を締めてくれとお願いしたこともないのだが、
当人は講習のラストを受け持つことにある種の責任感があるらしい。
(あー、今日は久々に加藤ネタだ)

加藤は先日ノーパソを買い換えた。
それも工場長とまったく同じものにしたのだが、
実は、前のパソコンも工場長とまったく同じである。
(真似っこなのさ)
もちろん、偶然なんてことは有り得ない。
パソコンに関しては、工場長を師と仰ぎ、
自宅のIT環境(無線ラン)のセッティングからパソコンの購入まで連れ回す次第。
お陰でこの3年、ただのオバタリアンから奇跡的進化を遂げ、
今ではパソコンが結構出来る新種のオバタリンに変貌を遂げた。
そのうち「加藤の奇跡!」という本を書こうかと思っている。(大嘘)
ただ一つ言える事は、同じパソコンを使っても能力は( )でないということ。
( )には下記の語群より各自好きな言葉を入れてください。
①一筋縄
②パソコン
③半端
④同じ
⑤独身
アハハどれを入れても、そこそこ面白いね。(でも正解は…④)
葬祭Dの実技筆記の影響か、こんなことばかりするようになりました。
(職業病です)

さて今回、私が宿泊した日の夜…
K-1も終わったし歯でも磨いて眠るとするかと洗面所へ向かったら、
何やら洗面所の前で受講生がお葬式談義の最中。
そのまま見過ごすわけにもいかず、ソファーで話そうかと提案し、
地域の葬儀事情やら全国の葬儀の流れやら雑談が始まり、
盛り上がること…しかし、ふと気がつけばもう夜中の1時に近い。
明日は8時45分から講義を受け持っている。
さすがに許して…と解散させてもらった。
最近の初心者は予想外にやる気があって逞しい。
このやる気が失せることなく、うまく実務に結びついてくれることを願う。

ここでお会いする方々は、その後の中級レベルの司会講座や、
葬祭ディレクター受験対策でも顔を合わせることになるので、
数年先の成長を見るのも楽しみの一つ。
ところが、たまに受講生から、
「先生、5年前に比べて説明が成長しましたね」と逆に言われることもあり、
そんな時は即座に「お前もな」と切り返してギャグにしている。
「先生、かなり太りましたね」
「お前もな」
「先生、大分白髪が増えましたね」
「そのうち、お前もな」てな具合。
正直、顔と名前が一致しない人がほとんどなので、
相手の流れに乗るようにしているのだ。
人と人とのご縁は大切にしなくちゃね。



私の講座の後には幕張の講座が行われるのだが、
たまにはお邪魔虫してみようということで、
足スタントの石川と共に少しだけ参加させてもらった。
石川は地元だから、車で私の送迎をしてくれている。(ありがたい)
だから「足スタント」というわけ。
写真はU講師です。
私の思い付き喋りと違って、アカデミックな講座のようだ。
幕張にも、それなりに深い理論がありそう。
たまには他人の講座にも出てみるものだ、色々とアイデアも浮かんだ。
そしてもう一人の幕張講師。



石川が撮った写真のバックが面白い。
(あいつワザと撮りやがったかな?)
この写真を使ってくださいとFTPにアップしてきたからね。
もう10年近くご一緒させていただいている人望も厚いO講師です。
もちろん写真の件は冗談ですよ。(石川からの愛情の表れでしょう)
とても優秀なベテラン講師の方です。(写真の掲載はご本人の了解を得ています)
そして10年来の二人の共通点は、お酒が好きなこと。
ギャグ好きの私がこの写真を採用することも見透かされていますね。

ところで今年から事務局の方が「講習会だより」をアップされています。
受講生の皆さんは、是非こちらもご覧ください。
講習会だより
研修の様子や案内など、
写真と合わせて掲載されている内容です。

さて、今月の21日・22日には司会だけの1泊2日研修。
11月1日・2日に同じ講座を福岡でも開催予定です。
これは結構ハイレベルな内容で、受講者に提供する資料も充実しています。
ナレーション素材はもちろんですがその読み方・作り方、
弔電や進行アナウンスのコツ、各宗派の儀礼やお経・偈文・差上、
忌み言葉・禁句・敬語、無宗教や大型葬の式進行台本など盛りだくさん。
そして徹底的に司会レベルを上げることが目的のクタクタになる司会講座。
腕に自信のある方、あるいは2日間で2キロ位減量したい方、
…フッフフ、是非ご参加を。

<割り込み>
6日に行われた葬祭ディレクター技能審査試験。
新設の実技筆記が結構難しかったと聞く。
時間切れの人続出かな。
受講生のことが気になるが何とかこなしてくれただろうか。
それから2級の学科試験でプリントミス?
50問の問題のはずが…
1番から25番までと、25番から50番まで問題があったらしい。
これだと全部で51問になってしまう。(25番がダブったのか)
もちろん会場で訂正をしてくれたと聞くが、受けた人の動揺は…。
大勢に影響はないと思いますが、慎重にいきましょう、慎重に。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年09月08日 00:00

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