ところで、貴美子のＤＪシリーズが本格化することになりました。
以前「葬儀ナレーション作品集」のお知らせをＤＪでさせていただきましたよね。
覚えていらっしゃいます？
近年、葬儀のナレーションは重要な要素となっていますが、
ナレーションや司会が上達するためには、
一見関係ないと思うような内容のものもレッスンに取り入れてやってみると、
思わぬ効果をあげることがあるのです。
表現というものは幅が広いので、ぜひ貴美子のＤＪシリーズを聞いて、
いろいろとおしゃべりの妙を楽しんで下さい。
では、本日は特別にＰＲＯが普段どのようにしているか？
企業秘密の中から１つ２つお教えしましょう。
１．「しゃべる前にやること」
司会やナレーションをする前にやる事といえば、
誰もが発声・発音練習と口をそろえて言うでしょう。
「喝！」
私は、簡単に声は出さないのです。
声を出す前の準備をするのです。
ご飯を食べて、シャワーを浴びて・・・？？
そういうことではなく、しっかりとしたストレッチから始めるのです。
約１０～１５分はやって下さい。
首を左右、前後に動かしたり、肩を大きく回したり、
腰を回転させたり、開脚、前屈などなどです。
ラジオ体操をしっかりやるだけでもかなりの効果はあるでしょう。
背中の骨とお肉を離すような感覚で動かして見て下さい。
関節を軟らかくすることが大切です。
体がほぐれるとそれだけで声が出やすくなります。
声は体の各所に共鳴して響きを増すのです。
こうしたストレッチをしないで声を出すと、
１日その状態の声の調子でしゃべることになります。
一度そういう状態を作ってしまうと、後でストレッチしても思ったようにいきません。
声を本格的に出す前に、ストレッチをお勧めします。
これだけで、普段の２倍以上いい声がでること間違いなし。
ストレッチは発声のためだけではなく、健康にもいいので面倒くさがらずやって下さい。
２．自分の声を録音して聞く」
最初のうちは、録音した自分の声を聞くのは地獄です。
誰だって自分の声は、変に感じるものなのです。
それはご存知だと思いますが、通常私たちは、
頭蓋に響いている声を聞いているため良い声に聞こえるのです。
したがって、録音機から出てくる自分の声は、
毎日聞いている自分の声でありながら聞きなれない、違和感のあるものなのです。
それと録音機の特性や性能が関係しています。
高音・低音がカットされてしまったり、音質がよくなかったり、
また、マイクの性能も関係してきます。
いろいろな要素が加わるので、
自分の声は普段聞いている声より変に聞こえるものなのです。
しかし、この地獄の時間をたくさん経験すると、上手くなりますよ。
少し上達すると自分のしゃべりに酔ってしまう人がいるので、
録音して客観的に聞くことが大事です。
「学び」は「まねび」、真似ることから始まると言われています。
いいものを聞いて真似てみるのも一つの勉強方法です。
ただし、口の形も声の質もそれぞれ違うので、そこは十分考慮してやって下さい。
＜Kojocho-のお断り＞
橘さんが本日エントリーされたため、
予定していた音声エッセイオンエアー＃２は、
明日にアップする予定です。
Coming soon ！
＜ナレーションＣＤの宣伝＞
＜収録総トラック数：83 ハンドブック付 定価：68,250円＞
橘貴美子が送る、今年発売の「珠玉のナレーション作品集」。
１月から１２月までの各月バージョンや通夜編、またどんなシーンにも幅広く対応した、
オールマイティ編と使いやすくジャンル分けされています。
付属のハンドブックと実際の音声表現を照らし合わせて学ぶことで、
現場スタッフの短期間での上達を可能にしました。
ともすればやり過ぎるような、決して大袈裟なナレーションではなく、
家族葬向きの、あるいは進行アナウンスの中で、
ちょっとした場の雰囲気を引き締めたりする演出ツールの一つです。
現代風の柔らかい言葉、優しくて温かみのある言葉で綴られています。
詳細・お申し込みは、こちらからできます。
