「あっ!!中央のバージンロードは歩かないで下さい!」
新郎新婦がお通りになる神聖な通路ですからね。
教会入り口から祭壇までの通路をバージンロードと呼びますが、
これは和製英語であり英語にはないそうです。
しかし、参列者の通行禁止はキリスト教式の宗教儀礼のようですね。
参列者は両サイドの通路からお座り頂きます。
葬儀ならば中央通路は、
参列者の焼香や献花通路になるのに不思議な気がしますがね。
人前式<じんぜんしき>も、
このチャペルをお借りして執り行う事が多くなりました。
人前式とは、参列者の皆様全員に立会人になって頂き、
2人の結婚をご承認頂く形の結婚式で宗教にとらわれない為、
通常のブライダル司会者が人前式の式進行を請け負います。
(まあ、無宗教ということになります)
ただ、式場の大きな十字架を取り外すのが意外に大変・・・。
ステンドグラスに十字架が施されている式場では、
ガラスを取り外す訳にもいかずそのまま人前式(無宗教)を執り行います。
(何だか、変ですけどね)
チャペルをお借りしているせいか?どうかは不明ですが、
人前式でもバージンロードの参列者の通行は禁止。
人前式の式次第はキリスト教式に準じた感がありますので、
仕方がないのかな・・・。
立派な式場の建設のみならず、
パイプオルガン・ハープ・オーボエ・ハンドベルなど、
何とも言えない優しい音色を醸し出す楽器の生演奏を巧みに使い、
お式の雰囲気を盛り立てる演出は各ホテルのオリジナルです。
この辺りは、将来の無宗教葬に取り入れられる要素かもしれませんね。
素晴らしい式場に効果的な生演奏を加え、
厳粛な中にも優しい雰囲気をミックスさせ、
結婚式という儀式が執り行われるのです。
結婚式の後、離れた会場で披露宴を執り行う場合は、
こんなリムジンカーで新郎新婦は移動する場合もあります。
この車はロンドン市街を走る、実際のロンドンタクシーだそうで、
セダンでは一番天井の高いタイプを採用。
内装を豪華にし、床をフラットにして、
広々とした空間を作り出すよう改良したのだそうです。
パッと見は、ゴロンとした可愛らしいイメージですが、
花嫁さんの豪華衣装に対応できる機能的な車な訳です。
霊柩車は、お棺に対応したシャープなタイプが多く、
最近ではかっこいいタイプの車も増えましたね。
車に昇降させるスタッフの対応も両者共に問われる部分だと思います。
披露宴では、ガーデンでのデザートビュッフェも人気です。
気候のいい季節は自然環境のもと心地よい時を過ごせますので、
ガーデンを使わない手はありません。
披露宴会場でフルコースを召し上がり、
ガーデンでのデザートもいいものです。
私も新郎新婦のご両親に歳が近くなったせいでしょうかね・・・
以前に比べてとても優しい気持ちで、
純粋に新郎新婦にエールを贈れるようになったような気がします。
わが夫婦が結婚したのが、昭和61年。
その頃誕生した新郎新婦のブライダル司会を担当している。
・・・考えてみたら無理もありませんよね。
最近涙もろくて、葬儀のみならずブライダルでも涙している私は、
・・・えっ、かなり<おばさん!?>
経験だけではなく、常に新しい情報を・・・
収集していくよう努力していきたいと思います。