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2006年11月21日

講演in長崎 その1 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

福岡・長崎・佐賀・大分の4県合同の大研修会。
年に一度、各県を持ち回りで開催され今年で9回目を迎えた。
それにしても九州の各県は仲がよろしいですな。
1泊2日のスケジュールだから、夜は懇親会が組み込まれ、
日頃は顔を会わせることのない地域違いの参加者同士が、
葬祭に関する情報交換を盛んに行えるようになっている。
(間違いなく酔っ払っているけどね)
開会前の空き時間、参加者の退屈しのぎにFUNETの音声を流した。
最近は、わずかな時間でも宣伝する営業マンになったぜ。



開会後は、主催する長崎代表のI氏のご挨拶。
次に福岡のS氏から情勢報告や研修に当たっての檄が飛んだ。
人・物・金を動かす、感動を生む商品サービスのお話や、
心の財布と家計の財布の話は面白かった。

私は今回で3度目の登場であるが、加藤も2度ほど呼んでいただいているので、
考えてみれば大変お世話になっている研修会だ。
九州大好き人間の私としてはレギュラーの座を、
虎視眈々と狙っているのだが、なかなかそうは問屋が卸さない。
(よろしゅー頼んます、せめて準レギュラーでも)

今年の開催地は長崎で、会場となったのは、
風頭山頂に建つ老舗の旅館「矢太楼」である。
終戦後、将来の長崎の観光地化を睨み、いち早く建てられた旅館らしいが、
マッカーサー夫妻や昭和天皇・皇后陛下もご宿泊されたとか…。
(巨人軍時代の長島選手や王選手もね)
かなり由緒ある、長崎の街を一望できる旅館なのだ。

写真左の遠くに見えるのが昨日も紹介した女神大橋です。
そして館内では、長崎諏訪神社の「くんち」に奉納される郷土芸能、
勇壮な蛇踊りが迎えてくれます。(国の無形文化財)
(もてこー、もてこー…といつまでも終わらせませんよね、エンドレスが面白い)



講座は3部から構成され、第1部は私のつたない講演、
第2部が各県2名ずつの8人による事例報告、
3部がGSIの橋爪謙一郎氏の講演(グリーフワークと感染症対策)であった。
参加者は総勢約80名。
女性の参加は3名と聞いたが、ちと淋しいですな。
会場を見回しても、正直…花が無い。
(いや3名は大輪の花でしたぞ)
男ばかりが80名近く集ったら、何かの集会のように思われそう。
(黒っぽいスーツ着てるしね)
今時サービス業で女性がこんなに少ないなんて…。
来年は40名ずつで、フィーリングカップルが出来るぐらいにして欲しい。
(アホです!)



私は、司会の研修は数多くやらせていただいているが、
講演というと、年に数えるほどだ。
何が困るかと言うと、講演用の鉄板ネタというものを持っていない。
2時間というのは、とても短い時間だけれど、
それでも参加者の顔を上げさせて、目を輝かせて…というと頼りない。
長年培った使えるギャグが無いというのは、何と心細いものだろう。
講演形式のものは、とにかく「つかみ」が肝心。

そこで…策を弄した。
講演の日は、偶然にも私の47回目の誕生日。
これを使わない手は無い…ということで、
パワーポイントのテキストに、アニメーションを追加して[下記]のように。
どうぞ皆さんも講師井手の「つかみ」を疑似体験してみてください。

下記のリンクからパワーポイントを開き、
その画面右下にある【スライドショー】ボタンをクリック。
すると、全画面になります(講師気分でしょ)。
後は、マウスを左クリックすれば、画面が変遷していきます。
(ウェブ上に展開しているので、ぎこちない動きが気に食わないが仕方ない)
↓スライドショーリンク↓

スライドショー


これは…受けたね。
事前に加藤にも石川にも工場長にも実験したけど、皆笑っていたからね。
実は講演資料の作成に掛かった時間も凄いけど、
この「つかみ」の部分の作成にも数時間要した。
何回も作り直したからね。
工場長なんかは、スライドの誕生日の下りで、
♪♪ハッピバースディー…♪の音楽まで仕込もうと言い出したくらい。
(やり過ぎだっちゅうの)
それほど「つかみ」は重要なのです。

とりあえず参加者の気持ちをリラックスさせ、顔を上げさせることに成功!
緊張が解れて、これからの話に興味を持っていただいたよう。
和やかな気分で講演に入っていった。

昨日も長かったので、講演内容は…明日に続く。


<その代わりにおまけ>
久し振りにTVドラマを観たぜ。
2006本屋大賞「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~」。
企画は、亡き久世光彦さんのカノックスなんだね。
監督出来なかったのは、さぞ残念だったことでしょう。
観たいなと思った理由は、原作の評判も、売れ行きも凄いし、
何より私の故郷、筑豊の話がベースにあるから。
それにしても、凄いねえ…何が一番凄いって、
リリー・フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドっていうペンネーム。
しかも大泉演じる主役の役名「中川雅也」は、作者本人の本名だよね。
(ペンネームの意味があるのかな)

同年代に筑豊で育った者としては、懐かしくて懐かしくて…。
炭鉱住宅の様子や鉱夫の描き方も類型的だけど、私は郷愁をそそられる。
オカンの田中裕子さん、やっぱ上手い…魅力的でした。
この人は不思議だ…表情筋と目と呼吸のバランスが絶妙なのか。
オトンの蟹江敬三さん、ラスト近くの挨拶のシーンが秀逸です。
でもラストで糠味噌を顔から被るのは、オカンの象徴かもしれないが、
ちょっと計算も見えていたのが残念だなー。
それにしても、ボクの大泉洋の自然体は好感が持てますな。
大変面白かったです。(危うく泣きそうだったよ)

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年11月21日 00:06

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