都内のスナック経営者が、日本音楽著作権協会と利用許諾契約を結ばずに、
ビートルズの「イエスタディ」等をハーモニカやピアノで演奏したり、
また演奏させたりして警視庁に逮捕された…というニュース。
今や葬祭業界と音楽は、その様々なシーンで密接な関係にあるだけに他人事ではない。
生演奏が入っているお葬式で、使用楽曲の利用許諾を結んでいる業者が、
果たしてどれ位存在するのだろうか?
またBGMとして流されるCDやテープの音源で、利用許諾を結んでいる葬儀社は?
DVD映像のバックに流される楽曲にしても同様の懸念が付きまとう。
市販の音楽CDは営利目的では使えないことを知らない人が多い。
もうすでに、葬祭業界もターゲットになっているはず。
日々の業務で使っている音楽について、しっかりと考えて欲しい。
早急に対応しなければならないだろう。
<工場長の追記>
音楽の著作権に関しては、
インターネット上でもJASRACは活発に動いています。
目に付くところでは、動画共有サイト「youtube」において、
10月初めに約3万件の違法著作映像(主に音楽クリップ)が、
JASRACを始めとする著作権関連権利者団体の要請によって、
削除されました。
ナローバンドの時代、テキストベースのホームページが活況していた頃は、
出版物の売り上げが大きく低下しました。
大容量データ転送が可能なブロードバンドが広まった今、
音楽業界がピリピリしているのは、想像に難くありません。
ちなみに、葬儀業界からも、1年くらい前から、
JASRAC関連の話が私の耳に入ってきています。
(詳しくは書けませんが…。
私の耳に入るほどJASRACが動いているということで。)
最も安全な対策は、法を犯さないことです。
そして、そのためのコンプライアンスを会社で整えることが、
重要かと思います。
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