少し前のことだけど、この秋の祭りレポート。
隣町の入間市で開催される「入間万灯祭り」。
産業文化センターを中心とする一帯で開催され、これが中々賑やか。
10月21日・22日の2日間で30万人程度の人出らしい。
十日程前に行われた「川越祭り」も凄いけど、こちらも負けてはいない。
万灯祭りと名が付くのだから、夜の方が格段に綺麗。
ただ今年は都合がつかず、昼間しか行けなかった。
年を追うごとに、祭りの規模が大きくなっていくようだ。
ご覧のような山車(だし)が次から次へと…奏でられるお囃子と共に、
ひょっとこや様々な種類の鬼が跳ね回り、華やかな雰囲気を作り出している。
一体いくつの山車が出ているのか、数え切れないほどだ。
秋の収穫に感謝を込めて、氏子のエリアを練り歩く神輿。
文字通り神を迎えてに担ぎ、渡御(とぎょ)していくのだ。
まだ神輿が存在しなかった時代には、
榊や幣串(へいぐし)が依代(よりしろ)だったという。
ところで山車には、そもそも屋根が存在したらおかしい。
なぜなら神が降臨してくるものだから。
ただ江戸時代以降、山車の中で芸能を演じるようになってから、
屋根の必要性が生まれ、屋台と合体したのだという説もある。
ということは山車と屋台は親戚だから、お祭りでマッチングするのか。
(発想がアホです)
そして入間基地で働く外国人の出店では、各国の名物料理がズラリと並ぶ。
ペルー・台湾・シンガポール・韓国・スリランカ・インドネシア、
ナイジェリア・メキシコ・ブラジル・ドイツ・アメリカ…
ごった返していたので近くで写真が撮れずに残念。
世界には、庶民的で美味いものがたくさんありますなー!(感心します)
本当に美味い山車がとれてます…こっちは出汁か。
「世界のともだち広場」のメインステージでは、各国の民族舞踊などが目白押し。
こういうのはフランスでやったらきっと受けるね。
子供から大人まで、毎年大変な人気を博す会場である。
最近は滅多にお目に掛かれなくなった「わんぱく相撲」。
私が子供の頃には、勝ち抜き子供相撲大会なんてありましたけどね。
(九州での話です、確か参加賞がノートと鉛筆)
これも神々に奉納しているのでしょう。
廻しを着けるのを恥ずかしがる子供が多い中で、立派なもんです。
応援したくなりますな。
廻しが緩まないように気をつけて…一生言われるぞ。
出店の屋台も随分と進化したものです。
こんな素敵なデザインで、しかもバーギネス(今は超音波)までありました。
シンジラレナ~イ!
飲まないわけがナ~イ!
これは神様に奉納しナ~イ!
こちらは和太鼓の演奏に、様々なパーカッションが飛び入り参加。
まあ盛り上がっていましたね。
正直いつ終わるのかと思いましたけど。
一つ理解したのは、和太鼓は聴かせるだけじゃない。
見せる楽器だったのだということ。
神事に欠かせないのは、囃すのにもって来いの楽器だからですね。
そして鬼太鼓を路上に並べての競演もあり、
様々な鬼が子供たちの間へ飛び込みます。(大騒ぎで写真が撮れませんでした)
それから私が何かと縁が深い、新潟の佐渡市とは姉妹都市のよう。
その関係で毎年「はまなす会」が、「佐渡おけさ」などの美声を聞かせてくれます。
間近で聴く民謡の迫力は凄いですよ。
新潟からわざわざ、それもこんな入間の神々に奉納しに来てくれるとは…。
ありがたい…ありがたい…もしかして、ただ唄いたいだけ?(失礼)
今年のテーマは「夢」でした。
日が暮れると「夢」の一文字が夜空に浮かび上がってとても綺麗なのですが、
天使がスヤスヤしてますので、帰らなければ。
我が家の天使のテーマが「夢」でした…。
この祭りが終わって10日もすれば、今度は入間基地の華麗な航空祭。
これは数十万人の人出となり、道路は渋滞して車が使えません。
この地域は10月以降の1ヶ月間、祭りが多すぎます。
そんなに頑張らなくても、きっと来年も豊作ですよ。
あっそれから神様、航空祭は無茶苦茶うるさいですけど許してね。