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2006年12月18日

今年最後のレコーディング (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

恒例となったFUNETの司会音声ライブラリ用の収録。
1月・2月バージョンを中心に80トラック。
そしてDJ KIMIKOシリーズ5本をまとめ録り。(ふー)



それにしても、今年は何回レコーディグ作業をしたのか。
レコーディングは地味で根気が必要な仕事だが、
最近では待ち遠しく、楽しい仕事に感じられる。
何かを創り出すのは面白いからね。
DJ KIMIKOシリーズの息抜きが良いのかもしれない。
来年は、「DJ KAZZの館」も検討中だ。(アハハ、私がやるのです)



今回の橘は、体調が良かったようだ。
リップノイズは仕方ないとしても、
舌の返しの音(タンノイズ)が拾われていない。
何が違うのだろう、不思議だ。
ナレーターの体調の良し悪しは、収録後の編集作業に大きく影響する。
(ありがたかった)
ノイズは気にしだしたらキリが無いので、適当に目をつぶる。
後でデジタル処理すれば済むことだからね。
私は、こういう割り切り方には自信がある。
(決して好いことではないが…)

文章表現を音声表現に転化する演出は本当に面白くて、
区切る箇所を変えるだけで、クオリティが全然違ってくる。
また橘が本来持っている個性を抑えつつ、
癖のない読み方を心掛けてもらい、主観の表現の押し付けにならないこと。
FUNETで展開することを目的としているから、
Eラーニングでの勉強素材に適した表現を採用することにしている。
主観の押し付けになったナレーションは、聞く人が引いてしまう。
(こういうパターン…現場で多いよね)



橘の発声は、力強く豊かな声を出すのが長所。
短所は、腹筋を使い過ぎるので、声に力み癖が残ること。
やり過ぎるのを押さえるのが私の役目みたいなものだ。
口跡の弱い箇所も知っているので、チェックがしやすい。
一年間、随分協力してもらった。
橘…偉い!(ブラボー)

この日は夕方になって工場長が遊びに来た。
控え室でノーパソを持ち出し、何やらカチャカチャやってたけど、
覗いて見たらエッセイ久留米編の仕上げの最中。
(何しに来たのやら…トホホ)
おまけに、原稿書きに飽きたらスタジオへ乱入してきた。
どうやら自分も収録をしてみたいようである。
この辺の性格は分かりやすい。
(随分とチャレンジャーな奴だ)



見てれば簡単なように思えるのだろうが、
やってみれば月とスッポン以上の開きがあるはず。
深海魚と冥王星(今この言い方しないんだっけ)くらいでしょうか。
で、結局こうなりました。
男は黙ってサッポロビール…でも飲んどけ!(笑)



収録の合間には、すっかり馴染んだスタジオだけに緊張感ゼロ。
この後、どこに飲みに行こうか…などと。
橘と工場長は魚が大好きなので、行く所は決まっているんだけどね。
それでも挨拶代わりに、そんな会話をしているようだ。



この後、DJ KIMIKOシリーズは年内に2本流れる予定。
クリスマスバージョンと年末バージョンだ。
お楽しみに。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2006年12月18日 00:00

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