ここで買い求めたガラクタからちょっとお高いものまで、我が家には多い。
お皿は大皿から小皿まで、小鉢やうどん鉢、そして蓄音機。
この蓄音機が又、すごくいい。
かけるレコードはもちろんSP盤。
夫のコレクションにはSP盤も多い。
長男が小さいときは、この蓄音機の上に立って、よく歌を歌っていたっけ・・・。
我が家では、よく飲み会をするが、
みんなで飲みながら聴くSP盤の暖かさは、これまた格別だ。
お皿は、長年使えば壊れるものもある。
中ぐらいのお皿の数が減ってきたので、この日探してみた。
値段はピンからキリまで。
もちろん高いものを買えば、食事も豪華に優雅になるだろうが、
私たち庶民には手頃なお値段で十分。
色々と探す中で、素敵なお皿に出会った。
5枚のお揃いで買えた。
夫は最近、作りつけの棚からはみ出しはじめたレコードの棚を探しているらしい・・・。
いつも本当のことを言わないから、ややこしい・・・。
蓄音機だって、私に反対されると思って、
買ってしばらくは車のトランクに隠してあった。
お皿だってレコードだって、押入れの中に隠してあるのが、発覚することもあった。
福島から来ているという業者は、
骨董の食器棚がレコード棚に出来ると、夫を説得している・・・。
私は隣でニコニコと聞いているが「目」はしっかりと夫を鋭く見つめ、
「今は、そんなものが買える時期では無いわよね!!」とテレパシーで語りかける・・・。
夫は、あきらめた顔をしている。
私の勝利!
買ったお皿は、無造作に新聞に包まれて我が家にやってきた。
これを濃い目の漂白剤につけて綺麗に洗う。
いつどこで作られて、どんな人たちが使ってきたのだろう・・・。
家族でそんなことを話しながら、そのお皿で夕食を楽しんだ。
久し振りに大好きな骨董に囲まれた初冬の1日でした。