我が家は毎年、私がサンタに化けて登場します。
これが実はひと苦労。(毎年大変だ)
家内と中学3年の娘の手引きが無ければ不可能でしょう。
3歳児は誤魔化すのが簡単ですが、7歳の息子はちょっと…。
私の演技力にプラスして、下準備が必要です。
今年のシナリオは、24日の夕方、急遽私に仕事が入り事務所へ出かけます。
我が家と事務所は車で10分ですので、普段からよくあること。
ところが私は事務所へ向かわずに、敷地内の別宅でサンタに変身。
姿見で隅から隅までチェックして万全を期します。
そして…いざその時を待ちます。
一方我が家では、頃合を見計らって娘の携帯電話に…。
「えー、サンタが来たの?」(少しわざとらしく大きな声で驚く)
リビングにいた子供たちが注目します。
どうやら友達から電話が掛かってきたようです。(ホントは私と会話中)
「うわあ、ホント!…ありがとう、分かった」(と言って電話を切る)
何事だろうと子供たちは興味津々。
「○○ちゃんがサンタさんに、家の道順教えてくれって言われたらしいよ」
(昨年よりは演技力が成長していた娘)
「もうすぐサンタさんが来るかもしれなーい」(語尾あげるなっ)
子供たちは目を白黒、さあ、大変…
どうやらサンタは我が家への道順を尋ねたらしいから、
もうそこまで来ているということに…。
シャンシャンシャン…(すいません音響は入りません)
子供たちの期待が高まったところで、井手サンタ登場。
「ピンポーン」
(調子に乗って)
「ピンポーン・ピンポーン・ピンポーン」
ドアの向こうからもドタドタと走り回る音が漏れていました。
娘が玄関を開けて、私のヒゲや髪の毛の最終チェックをさり気なく済ませ、
「サンタさんだーっ!」(ちょっと棒読みの演技でしたけど)
「どこどこ?」と家内の大根役者振り。
(最悪…タラー…来年からはキャスティングしないよもう)
子供たちは恐る恐るの様子で、玄関のサンタ、いえ私を遠目から覗いています。
この後の展開は、どうぞ写真で。
息子は顔が引きつっていました。
天使は全く駄目です、泣き叫んでいました。
プレゼントをもらえばケロッとしてますね。
井手サンタは、顔がバレないように眼と手を隠しますので、
相当に恐ろしいらしく、イメージとしてはナマハゲに近いよう。
我が家で面白いのは、「言う事きかないとサンタさんが来るよっ!」って。
この脅し方、ちょっとサンタに失礼じゃない。
こうして今年もイヴのイベントが終了です。
(お父さんは疲れます…ヘトヘト)
さて話は変わって、今年の「癒し系オーラ」ベスト3を。
まずは「手乗りツバメ」
毎年春先になると、ツバメが玄関に巣を作ります。
卵から巣立つ様子を楽しみにしていますが、今年は異変が起きました。
巣から落ちたツバメの飼育にチャレンジしたのです。
そしたら…見事に育って、手乗りツバメにまで。
感動ものでした。
お次は、驚きの芝桜。
噂には聞いていましたが、秩父の名所。
訪ねてみて言葉を失うほどの感動。
その美しさに、圧倒されましたね。
最後は、最近我が家の仲間入りを果たした「ゴン太」
ゴン太というのは、まだ仮の名前です。
私がゴン太と呼び、娘たちはクマと呼び、命名争いに決着が付いてません。
ただ、これが究極の癒し系オーラを発しています。
動物の赤ちゃんが持つ何とも言えない不思議な力なのでしょうか。
家族一同メロメロ状態ですな。
<おまけ>
3歳の天使はなかなかユニークな性格のようで。
先日家内が携帯電話の機種変更に行った時のこと。
申し込みを済ませ、順番を待つ間はじっと我慢して「いい子」にしていた。
やっと順番が来て書類に書き込み始めた頃には、もう限界でした。
何を思ったのか、家内の頭をピシャピシャ叩きながら、
「欧米か」「欧米か」と始まったのです。
店員は面白かったらしく笑っています。
受ければ子供は調子に乗りますからね。
さらに勢いよく「欧米か」「欧米か」の10連発。
そして最後に「南米か」でまた大受け…。
家内は相当恥ずかしかったようですが、
キッと睨みつけて「○○ちゃん」と怒鳴ったそうです。
すると天使は意にも介さず、親指を立てて「チッチキチー」
店内爆笑。
追い討ちをかけるように、
「こんど、いつゅか、ぶっころちゅ」
天才です。
その後、子供に芸を仕込むなと家内にこっぴどく怒られました。
いやあ、子供は面白いですな。